結納

運命の1着に出会える! ウエディングドレスの選び方

ドレスデザイナー西村有紀子先生が、花嫁様が運命の1着に出会えるよう、ウェディングドレスの選び方をレッスン。

自分のコンセプトを決めよう。

こんにちは。Ar.YUKIKOデザイナーの西村有紀子です。
これから毎週、「運命の1着に出会える!ウェディングドレスの選び方」ということで、理想通りの花嫁姿を実現するための様々なヒントをお話させていただきたいと思っています。

まず第1回目は、自分のコンセプトを決めよう、ということですが、さて、皆さんは結婚式でお友達になんて言われたいでしょうか?きれい、かわいい、清楚、上品、色々な形容詞がありますが、どんな形容詞かによって、選ぶドレスのデザインや素材が違ってきます。

コンセプトに合わせてドレス、ブーケ、ヘアメイク、などをコーディネートして行くことで、トータルな美しさを実現することが出来ます。

そして、その形容詞は実は、普段の自分も他人からそう見られたいという願望です。毎日の洋服や髪型やメイクまで、同じ形容詞でまとめられるようにコーディネートをすることで、簡単に外見の性格まで演出できるということですね。

また、選んだ形容詞はウェディング全般を通して使用します。会場やペーパーアイテムにいたるまで、一貫して同じ形容詞に合わせていくことで、統一感のある演出が可能になるわけです。

まずは、自分のコンセプトを形容詞で決める、というところから、運命の1着に向かって始めてみましょう。

体型は見せ方で自由自在[第1回]

第1回 足を長く見せるには?

こんにちは。Ar.YUKIKOデザイナー西村有紀子です。
今回からの5回は自分の体型をどうやったら更に「美しく見せられるか」というお話をさせていただきます。

どうやったら美しくなるか?ではありませんよ。それは運動やダイエットをしなければ難しいのですが、実はそういった努力をしなくても、美しく見せるコツがあるのです。今日はその考え方をお話しますね。

物の値には絶対値と相対値というものがあります。
絶対値というのは、身長が何cm、体重が何キロ、ウエスト、、、それは、なかなか変えることは難しいですね。
しかし、相対値というのは、何かの基準に対して、大きいとか小さいとか、人が感じる値です。それを上手く見せる事によって、背が高く見えたり、ウエストが細く見えたりする訳です。実際に計ったりする人がいる訳ではないので、いかに美しく見せるか、を考えて行けばいいわけです。

例えば、足を長く見せたい場合ですが、高いヒールを履くことはもちろん効果がありますが、実は靴の形や、色によっても更なる効果を出すことが出来ます。
同じ8センチヒールの靴だったとしても、足の指や甲が見えて肌色がたくさん見えるデザインの靴は肌色の部分がすべて足に見えますので、当然足が長く見えます。
指先が見えない場合は、出来るだけ甲の部分が長く見えるデザインを選びましょう。究極はベージュやゴールドなどの靴は全体が肌色に見えるので、足が長く見えます。ダンスのシューズなどはその効果を狙って、肌色やゴールドのシューズが、多いのもそのためです。絶対値と相対値の考え方とはこういうことです。

ウエディングの場合靴は見えませんので、ハイヒールを履いて、ウエスト位置は自分自身の位置に合わせると、スカート丈がヒールの分だけ伸びるので足だけが伸びたことになります。ポイントはウエスト位置はあくまでも自分の位置に合わせるといくことです。これで、見た目的に足だけがぐんと伸びて見えるわけです。

ドレス選びの時には、この部分はぜひこだわってみて下さい。

では、次回は体型は見せ方で自由自在。第2回目ウエストを細く見せるには?です。
それでは、また。ごきげんよう。

体型は見せ方で自由自在[第2回]

第2回 ウエストを細く見せるには?

こんにちは。Ar.YUKIKOデザイナー西村有紀子です。
前回から自分の体型をどうやったら更に「美しく見せられるか」というお話をさせていただきますが、今回はどうやったらウエストを細く見せられるか?についてお話させていただきます。

前回身長何cm、ウエスト何cmという絶対値は変えられないけれども、相対的に見た目の高いや細いは変えられるというお話をしました。

ウエストを細く見せるにも見た目が相対的に細いと、感じられればよい訳です。ドレスを着た場合は、スカートのボリュームに対してウエストの太さを意識しますので、スカートの広がりが大きいものを選べば、それに比べてウエストは細く見えます。
それから、スカートの後ろのボリュームが大きいバッスルスタイルというデザインの場合は、よりウエストの括れが強調されますので、ウエストのラインは細くきれいに見えるのです。

ウエストラインに切り替えがあるデザインの場合はウエストの括れよりも下で切り替えになっているものが細く見えます。ウエストは一番細い部分がどれだけ曲線で美しく現れているかということが重要ですので、ジャストウエストで切り替わっているデザインですと、その曲線が出てこないのです。

それからドレスを着る以前にインナーでのボディメイキングが特に重要になって来るのがウエスト部分です。ニッパーなどで肋骨より下の部分を美しく整えておくことで、シルエットが格段に違ってきますので、必ず着用したいですね。

相対値を利用したデザインの選び方でウエストを細く見せ、インナーでも絶対値を少し減らし、整えてあげる。この2ステップで確実に美しいウエストラインを実現できます。

頑張って、トライしてみて下さい。!

体型は見せ方で自由自在[第3回]

第3回 顔を小さく見せるには?

こんにちはAr.YUKIKOデザイナー西村有紀子です。
体型は見せ方で自由自在、今回は顔を小さく見せるには?をテーマに、お話させていただきます。

顔の大きさ自体、つまり絶対値を小さくすることは難しいですが、全体のバランスに対して、小さく見えればよい訳です。では、どうやったら小さく見えるでしょうか?
まず、一番目にはスカートのボリュームです。ボリュームが大きければ相対的に顔は小さく感じます。
第2番目にはトレーンの長さです。挙式の時はゲストはほとんど花嫁の後ろ姿を見ていることになるのですが、トレーンが長いドレスで後ろから見た場合は、足がどこからなのか分かりません。トレーンの先までをウェディングドレスと認識しますので、長ければ長いほど身長が高く見えますので、頭が相対的に小さく見えるわけです。

それから、披露宴では新婦はほとんど座ったままの状態ですが、座ったときはどうでしょうか?
座った時の顔の大きさは肩幅に対しての比較になります。
肩幅が広い方がそれに対しての顔は小さいと感じますので、オフショルダーや両肩に飾りがついているデザインが有効です。
オフショルダーのデザインは肌色が横に広がって見えるので、肩幅が広く見えます。そのため、相対的に顔が小さく見えるというわけです。

普段の洋服でも横にくりが大きく開いたデザインは顔を小さく見せてくれますので、応用してみて下さい。

形容詞によるドレスの素材の選び方

こんにちは。Ar.YUKIKOデザイナー西村有紀子です。
Vol1では、なりたい花嫁像を実現するにはコンセプトである形容詞が大事です、
というお話をしました。

まず、形容詞を決めたら、一貫してそのイメージに合わせて、様々の物を合わせて行きますととてもスムーズにトータルで美しく仕上げることができます。
素材の選び方にも形容詞を用いてみましょう

ウエディングドレスの素材にはいくつかの種類があり、もちろんデザインによっても、素材感によっても形容詞が大きく左右されます。

シャンタンやミカドなど、張り、光沢ともに強い素材で作られているドレスは、
きれい、ゴージャス、などのイメージになります。
一方、オーガンジー、チュール、リバーレースなど透け感があり、柔らかな素材は
かわいい、優しい、といった形容詞のイメージになり、同じデザインのドレスだった場合、素材の違いによって、印象が全く違ってくる場合もあるのです。

まずは、自分のコンセプトを形容詞で決めたら、素材感は張りのあるものか、
またはやわらかい感じのものか、レースがついているものか、生地だけのデザインなど、実際に形容詞をあてはめて考えてみましょう。そして、自分なりの方向性を決めてからドレスショップに行きますと、ドレス選びがよりスムーズになるはずです。

ためしにドレスショップで似たようなデザインの生地違いを試着してみて下さい。その違いを大いに感じられるでしょう。