に｜用語
ニーシングリング
ニーシングリングとは、ドイツのヘルマン・ニーシングが1873年に創設したジュエリーブランドのことをいいます。ニーシング社の代表作品であるニーシングリングは、Walter Wittekによって1979年にデザインされ、ニーシング社より発表されたセッティングです。また、テンションセッティングのことをニーシングリングとも呼びます。
テンションセッティングとは、ダイヤモンドを地金の張力を利用して留めるセッティング方法のことをいいます。テンションとは張力の意味です。枠に切れ込みを入れ、宝石の下部側面に溝を掘り、左右2ヶ所で宝石を挟んだデザインになります。爪などの台座がなく地金だけで留めているために、まるで宝石が空中に浮いているかのように見えます。
セッティング部分は鏡面仕上げとなっていて、ダイヤモンドの輝きが反射することによっていっそう輝きが増します。また、宝石を留める爪がないことで、あらゆる角度から光を集めることができるので、ダイヤモンドの美しさを十分に発揮することができます。
ニーシングリングは、ドイツの造形芸術学校のバウハウスの理念を継承しており、技術と美術の融合を図ったデザインを持ち、2001年には美術品として認証され、世界中の複数の美術館に展示されています。現在では、芸術的著作権保護により模倣から守られています。
荷入れ・荷送り・荷出し
荷入れ（荷送り・荷出し）とは、家財道具などを女性側が新居へ運び入れることをいいます。婚礼の荷物を飾り付けをしたトラックに載せ、挙式の2～3週間前の吉日の午前中に行います。これは、単なる「引越し」と言うよりも、一生に一度の「儀式」的な意味合いが強くあります。当日は家財道具の他に、結納金のお返しの袴料、結納返しの品、松魚料（肴料）、家内喜多留（酒料）をお返しします。女性側は嫁入り道具の品目が記された「荷目録」を納め、これに対し男性側は「荷受書」を渡します。荷目録の品目数は割り切れない奇数に合せ、受書や目録を渡す際には白木の台に広蓋（ひろぶた）、袱紗（ふくさ）と呼ばれる両家ごとの紋入風呂敷を使って受け渡しをします。また、家族にお土産を贈る習慣もあります。東海では「荷送り」、関西地方では「荷入れ・荷出し」といい、また、地方によっては「荷物納め」「荷物送り」などともいいます。
二次会
二次会とは、披露宴のあとに行うパーティーのことをいいます。披露宴などに比べるとカジュアルで砕けた感じのパーティーになることが多いです。一般的には親しい友人を中心として行われるパーティーで、会費制になることが多いです。パーティー会場には披露宴会場とは別に、レストランやバーなどといったいろいろな場所で行われます。会場手配以外のことは幹事にお願いするのが一般的です。
二次会記念品
二次会記念品とは、二次会のとき招待客に配るちょっとした記念品のことをいいます。披露宴で渡す引き出物に比べシンプルで廉価なものになり、平均単価は大体500～700円くらいとなります。記念品としてはキャンディー、紅茶、ミニ・サボテン、オリジナル・ラベルのワイン、ドラジェ、ハーブの栽培セット、入浴剤などいろいろなものが贈られます。ご祝儀制の場合には、引き出物はお返し・お土産の意味で用意されますが、会費制の場合には二人からの感謝の気持ちとして記念品を贈ります。
２部制披露宴・２部制パーティ
２部製披露宴とは、ゲストを２組に分けて、披露宴を２回に分けて行うことをいいます。このケースでは、挙式は午前中に行い、同じ会場を使用して昼に親族を中心とした披露宴、夕方から友人を中心とした披露宴を行うことが多くあります。第２部の際に、人前式でもう一度挙式披露をするといったケースあります。２部目の披露宴は２次会に近いカジュアルなパーティのような演出にすることも多いです。２部制披露宴では、それぞれのゲスト層に合わせて料理や演出や余興などを変えることができるという利点があります。また、同じ会場を使いまわすことができるので披露宴の予算を抑えることも可能です。