結納

キレイ学のススメ ~ビューティー5~

ビューティー5|西村有紀子 キレイ学のススメ

体の中から「キレイ」になれる50の習慣

こんにちは西村有紀子です。
現代社会における生活のあり方を全米各地で講演し、各誌で執筆しているヴィクトリア・モラン氏の『体の中から「キレイ」になれる50の習慣』です。50のポイントひとつひとつが、他のポイント本と比べても深く掘り下げられており、メンタルな部分から、具体的な方法論までかなり読み応えのある内容になっています。アメリカ人的発想による部分も多々ありますが、この1冊を読みこなし、50のポイントを1つずつ実践して行ったならば、真に「キレイ」になれること間違いありません。

特にキレイになるのに必需品は瞑想とマッサージだと著者は言います。
瞑想は内なる美が外に表れるのを助け、マッサージは離れていた心と体が、もう一度手を結ぶ有効な手段。これらは病気の予防にも大変効果があり、免疫機能を高めます。


アンダーラインポイント

他人への悪意は、ブーメランのように自分のもとへ帰ってきます。とくにいやらしいのがゴシップと偏見です。言葉を話すのは人間だけが持っている能力ですが、ゴシップはそれを他人に対する武器にかえます。

人をランクづけするということは、自分もランクづけされるということです。

温かい挨拶をきくと、一日がすばらしいものになります。しかも自分が相手にとって大切な人間であると感じられます。

大切な人には、あなたは私にとって大切な人なんだと知らせる必要があります。だから連絡を絶やしてはいけません。

収入の一割を、慈善活動や保護活動をしている団体や、援助を必要としている人に渡してはどうでしょう。そうすればあなたは良いことをしながら、豊かな気持ちになれます。定期的に寄付している人たちがいうには、寄付すると、お金を出しているはずなのに、結局財産が増えるそうです。定期的に寄付することで、目に見えない水門が開き、せき止められていた水が流れ出すみたいですね。

他人の中に美を見つける方法は、自分の中に美を見つける方法と同じです。外見の奥にひそむ、その人の本当の姿を見るのです。ひるがえっていえば、そういう目で人を見ているときにあなたは、相手から見て最高にきれいに見えます。

美も喜びも成功も、全員に行き渡るだけある。
誰もあなたの分をとったりできません。ですから、他人の分は祝ってあげましょう。

正直が話し方の真実なら、誠実は生き方の真実といえます。


目次

プロローグ
一章 内なる光を輝かせるには
二章 美しい生活を送るためのヒント
三章 鏡に映るものと映らないもの
四章 輝きとたわむれましょう
五章 美を生活のあらゆる側面に広げる
六章 目標を定めてそれをめざしましょう。
七章 体の中に取り入れるものと取り入れ方
八章 大いなるものの一部として

きれい学のススメをやっていることで、誠実な生き方とは、を毎日学んでいます。

味覚日乗

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは料理研究家辰巳芳子氏の『味覚日乗』です。
手を変え品を変えるのが料理ではなく、季節の食材を選び、日々とどこおりなく、心を込めて作ることの大切さ、年毎に同じ物を作り続けるやさしさを四季によせて綴った料理随筆。読むほどに格調ある日本語が心に染み、文字で表現される料理の数々からは、食欲をそそられる香りが立ち上ってくるようです。日本の伝統文化に沿って料理を通じた美しき心意気を提案してくれます。伝統の味を日々の食卓のレパートリーに加えるのにも役立つ1冊です。


アンダーラインポイント

絹莢の姿の美しさを示し、形を損なわぬすじの取り方を教えるのも、こうした時です。
豆に目をこらし、緊張して指先を使うことで発見する「美」がそこにあります。
そのような心遣いで、すじを取り、茹でてあります。ひと鍋の絹莢、すべてをそのように扱うことは、中々意識的なことになります。意志的であることが肝心なのです。幼児をこの仕事に参加させれば、喜びつつ、3回でものの観方が変わってまいります。

味のめりはり、温度のめりはり、タイミングのめりはり。ほんとは、料理以前のこと。
人間を知ることに始まります。

なんでもあるわよ-の夕餉の食卓。それは「酒の肴にお金をかけるもんじゃないよ。才覚でお作り」の口ぐせ通り、季節のほんとになんでもないものを、父の好みに合わせて作り、父のテンポに添って出す。これだけのことです。

私の問いに対する彼の答えはシンプルそのものでした。「人を喜ばせるため」「料理は愛これが総て」と言いました。日本における彼の出版物の類には、ロブションの芸術とありますが、彼の口からアートという言葉は出てきません。99歳で亡くなったおばあさんが、亡くなるまでニコニコして家族のため隣人のためにお料理を作ったこと、15歳まで神学生であった彼は新学校の台所で食事係だった修道女の手伝いをした日を懐かしく語り「材料を生かさねば。なぜなら大なり小なりものの生命を奪って私達はその生命で養われているのだから」と言います。


目次

春の章
夏の章
秋の章
冬の章
調味料の章
対談の章
あとがき

読み終わるまでに、お腹がすいてたまらなくなってしまいました。

なぜ人は7年で飽きるのか

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは人口知能の集大成による語感分析法で有名な黒川伊保子氏と元有名自動車メーカートップセールスマン岡田耕一氏による『なぜ人は7年で飽きるのか』です。流行のメカニズムは脳の7年周期「ブレインサイクル」によるものという説に基づき、世の中のトレンドを紐解いて行きます。ヒトの脳には一定の刺激に対し、7年で飽きるという生理的な癖がある、この癖により人類の脳には感性の7年周期が存在する、としてトレンド予測に脳科学の光を当て、新たな境地を拓き時代の本質人間の本質に迫る興味深い1冊です。企画、開発、経営に携わっているキャリアウーマンの女性必読です。次世代の流行をいち早く作り出す、時代の担い手になるために、人間の脳のミステリーに迫ってみよう!


アンダーラインポイント

どんなに情熱的に愛し合った男女だって、飽きるように仕組まれている。なぜなら互いに飽きて、それぞれ別の異性と生殖行為に至り、結果、数多くの遺伝子の組み合わせを残すほうが、子孫の生存可能性を上げるからにほかならない。

遺伝子が生き残るために、動物に「飽きる」という才能を与えたのか、飽きる傾向にある遺伝子の持ち主たちが結果的に生き残ったのか、その因果関係はよく分からないが、「飽きる」という行為が、自分の足で移動する動物の脳にとって必要不可欠なことは想像に難くない。

女性は特異点で心を動かす。
自分だけの特別に気づいてくれること。自分だけのこだわりに、同じようにこだわってくれること。特別を愛し、共感を欲するアナログ気分の脳たちが、欲して止まない対応なのである。

充分に癒され、個を取り戻すと、人は、人間性を高め、与えられた愛を他者に施そうとするようになる。気高い気持ちになるのだ。
人間性を尊ぶ、気品の時代。現在はちょうど、この時期にあたる。2006年に突入したこの運気は、このまま2012年まで続く。

グラマラスピークであって、気品の7年の始まりの年に当たった2006年、大衆は、
挑発気分と気高い気分の両方に反応した。挑発的なヒーロー・亀田興毅も、気品のヒーローハンカチ王子・斎藤祐樹も、どちらも愛された。


目次

はじめに
第一部 ブレイン・サイクル
1 トレンドと脳
2 ブレイン・サイクルの発見
3 感性トレンド
4 大衆の意識傾向と流行予測
第二部 実証・感性トレンド
1 時代のアナログ/デジタル気分を読め
2 自動車の感性トレンド
3 アナログ期は動物的
4 ハード期・ソフト期の自動車にはどんな要素がでるのか
あとがき

ウエディングドレスのトレンドも当てはまっています。

アーユルヴェーダ美人道

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは美の伝道師として著名である美容家たかの友梨氏の『アーユルヴェーダ美人道』です。インドの「生命の科学」アーユルヴェーダの理論から導き出された美しく健康的な体を甦らせる世界最古の解毒(デトックス)です。おどろくほどに体に優しく簡単にできるように解説されています。きれい学で紹介してきた数々の本に、瞑想、呼吸、ヨガの大切さが説かれてきました。アーユルヴェーダはそれらすべてを取り入れたリラクゼーション法を日々の暮らしに取り入れながら、健康に美しく生きる美人道を提唱しています。今すぐ始めたい実用的美人道、カラダのタイプ別にそれぞれにぴったり合ったデトックス法にチャレンジしてください!


アンダーラインポイント

白湯は体内に溜まっている老廃物を浮き上がらせ、はがれやすくしてアーマ(毒素)を排出させます。このため白湯を飲むことを習慣にすると、体重が減少する、肌のくすみが取れるなど嬉しい効果が望めます。白湯にショウガをプラスすれば消化力がさらに高まります。

不安定な精神状態やストレスによる否定的な感情を溜め込んでいてはカラダによくありません。カラダを調律する3つの方法でそうした状態から抜け出すことができるようになります。心のおく深くにある潜在意識に働きかけることで、ストレスと向き合い、心をデトックスへと導くのです。
心のデトックスは「ストレッチ」→「呼吸法」→「瞑想」で。

アーユルヴェーダのアヴィヤンガは極めて効果の出やすいデトックスのひとつで、オイルによる全身のトリートメントです。このメソッドは本来は医療行為の一部であり美容や老化防止のためだけでなく、肩こりやストレスの解消、安眠を促すことにも効果があります。ここでは自宅でできるオイルマッサージをセルフケアとして取り入れることをおすすめします。

心の中にストレスを溜め込んだりせず、つねに前向きに物事を考えられる女性は、少しぐらいの欠点も魅力に変えてしまうオーラを呼び込みます。


目次

はじめに
たかの友梨「毎日のデトックス」
1 アーユルヴェーダのデトックス生活
2 あなたのドーシャはどれでしょう?
3 「アヴィヤンガ」でカラダをデトックス
4 ヨーガと瞑想で心をデトックス
5 「アーマ」を増やさない生活
6 安野モモコの本格アーユルヴェーダ体験ルポ
おわりに

瞑想は心地良い眠りに直結していました。

運命を変える本物の言葉

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは麻雀裏プロの世界で20年間一度も負けなしの無敗伝説を作った「雀鬼会」主宰桜井章一氏の『運命を変える本物の言葉』です。
世の中の現実に負けないで「よりよい生き方」をするために、人に好かれ、自分自身に好かれる人間になってほしい、そんな著者の心のメッセージから始まる人間味溢れる1冊です。麻雀は人と人とのぶつかり合いであり、駆け引きでもあり、運を見方につけながら、勝ち抜いて行くには、人としての美しい生き方が必要なのかもしれません。それは、まさに私たちの社会におけるスタンスとも同じで、姑息に勝を拾いに行くよりも、きれいな負け方ができる人に運命は開かれていると全編を通して語りかけてきます。孔子の教えにも似た雀鬼の言葉は必読です。久しぶりにスカッとした男の美学に触れられる気持ちの良い読後感です。


アンダーラインポイント

人と違った道には進みたがらない、というのが日本人の傾向です。わざわざ少数派を選ぶより、多数派のほうが無難で安心だからです。
人は千差万別なので、一概にはいえませんが、若い人には、自分だけの「見えない道」を選んで、自分だけの何かを手にして欲しいと思います。

何か失敗したとき、その原因をほかのものや環境や他人のせいにしたらラクだろうと考えがちですが、それは大間違いです。
自分の失敗は、自分に原因があるのです。自分の責任として真正面から本気で向きあってしまったほうが、はるかにラクなのです。ほかのものに責任を転嫁したらラクになるだろうというのは、錯覚でしかありません。

イヤなことばかりに気づいてしまう「自称」感受性の強い人は、マイナスの感受性だと
思います。自己主張の強い敏感さで周囲をマイナスに巻き込んでいくので、迷惑な存在でもあります。他人への思いやりに関しては、むしろ鈍感なのではないでしょうか。
本物の感受性とは、ひとが喜ぶことの「気づき」ができることです。周囲がなんとなく明るくなるような、そんなことに気づく敏感さが、本当の感受性なのです。

麻雀にも、カッコいい負け方があります。
勝てば全部カッコいいわけではなく、負けるカッコよさもあるのです
勝があれば、負けもあるのですから、勝つことだけを教えようとしてもダメです。
むしろ、負けたときに、男としてどういう態度をとればいいのか、そこをしらないかぎり、カッコいい男にはなれないような気がします。

「強い者が勝つのだから、力が劣った相手を傷つけようがどうしようが関係ない」といった思想があるように思えるのです。必ず負かすことのできる相手だけを選び、悪気で弱者を虐げる行為など人間の倫理に欠けています。実に汚らしいやり方です。
こういう人は、自分自身の悪い心に負け続けているのです。

私は勝利に関しても、常に「腹八分目」の感覚がいいと思います。余力のない完全主義では、もうあとがありません。「自分はまだ80パーセントの力しか出していない。」と自らに暗示をかけることで、もっと上を目指すことが可能になるのです。
肉体的には100パーセントでも、精神的には80パーセントだという感覚を持つことで、次回よりも高いハードルに挑戦することができるようになるのです。

自分を見失わず、心に余裕があれば、他人に譲れる余裕も出てくるものです。
自分を信じて、他人も信じられるから、快く譲ることができるのです。


目次
第一章 道のないところに道をつくる
第二章 計算を超えた行動をする
第三章 気持ちよく動く
あとがきにかえて
いいもの

自分に余裕がないと他人を信じられないという理論は、納得。

サマンサタバサ世界ブランドを作る

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは日本発の人気ハンドバックブランドサマンサタバサジャパンリミテッド代表取締役社長寺田和正氏の『サマンサタバサ世界ブランドを作る』です。まさにゼロからの出発で2005年に東証マザーズに上場を果たした寺田氏の夢の実現の仕方を中心に、美しいものを扱う人の大原則を説いています。900人の社員のうち9割以上が女性である環境から、働く女性、出世する女性について経営者の視点、男性の視点から魅力ある女性像に迫ります。働く私達にとって指標とも言える著者の美意識は一読の価値ありです。
伸びている会社の秘密、成功に向かって突き進んでいる秘訣が惜しげもなく語られています。


アンダーラインポイント

トヨタが今日、世界でこれほどまでに受け入れられている背景には、「いつも満足していない」という点が挙げられるのではないでしょうか。現状に満足していないし、つねに危機感を持っている。上を上を目指している。“上”とはヨーロッパの高級自動車メーカーのようになりたい、ということではありません。自分たちのあり方として、もっと上があるのではないか、ということを模索しているように思います。会社のメッセージとしても打ち出していますが、例えば地球環境や人間とクルマの未来、というようなことも視野にいれている。そんな姿勢が認められているんじゃないかと思うんです。

私には想定する1つの像があります。就職の面接のときの、人を見るガイドラインのようなもの。それは-嘘をつかない人。
すべてにおいて最優先です。私は仕事ができなくても、素直な人、嘘をつかない人の方を選びます。

自分が働くことによって誰かを幸せにすることができる。その実感を得ることができる。
そうすると内側から自然にやりがいが生まれてくるものです。「この仕事について良かった」というプライドも。
「仕事と、人間である喜びを両立させたい」

自分の可能性は無限大なんだから。「こんなに自分はやっているのに、何でうまくいかないんだろう」と思うことに意味はありません。できない理由をなんとか見つけて、自分を納得させているだけなんです。自ら終わろうとしているということです。
「まだまだやっていないな、やれてないんだな。だから結果がでていないんだな」といつも考える。「じゃ、やれるだろう、もっとできるんじゃないのか」と思うんですね。
「うまくいかないな」とか「まだまだだな」と思っている時。これはチャンスなんです。

やった方が良いと感じるならば、誰が何と言おうとやるんです。

私達は数年前から、世界のセレブリティーたちをプロモーションモデルに起用してきました。彼女たちはオシャレで輝いていて、豊かであることの喜びを私達に教えてくれました。例えばパリスがしている数億円のジュエリーを買うことはできないけれど、「自分にとっては少し高いかな」と思う物を手に入れることで、すごく満ち足りた気分になれることを知りました。とても身近な例で言うと、レストランで3800円のコースよりは5800円のコースを選ぶことで「少しセレブな気分」が味わえるような。
サマンサタバサのプロモーションモデルは、そうした幸せ感を伝える人です。


目次

一章 日本のブランドは、本当に弱いのか
二章 ブランドとの出会い
三章 良い人がつくる、良い人をつくる
四章 良いものとは、良いたたずまい
五章 良い宣伝は、お客様を喜ばせてこそ
六章 良い場所にゴールはない
七章 ブランドを広げる
サマンサタバサジャパンリミテッド・沿革

よいたたずまい、それは本当に奥が深いです。人であれ、モノであれ。

ブッダの智慧で答えます 生き方編

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメはスリランカ仏教会の長老であり、かつて国立ケラニア大学で教鞭をとっていた現日本テラワーダム仏教協会長老アルボムッレ・スマナサーラ長老による読むほどにこころやすらぐ問答集です。仏教とは「正しく生きるための実践マニュアル」と言い切る著者の回答は、ブッダの教えを通して、理性的に、具体的に、客観的に、物事を考えることができる人間を育てるアドバイスとなっています。
仏教は拝むだけの教えではなく、葬式を行う会社でもない。人が葬式の主役になる前に出会い、生きている時に実践する教えです。無知によって感情で判断して人生を失敗する前に、悩みから立ち直る方法を教えてくれます。きれいに生き抜くための智慧を授けてくれます。


アンダーラインポイント

何を目的に働くことが尊いのでしょうか。これにも二つあります。自分がいつでも、「昨日より今日は善い人間になるぞ」という目標をしっかりつくってみる。昨日よりも善いことを今日やって生きてみる。それこそが尊い生き方なのです。
もう1つ尊いことがあります。我々は仕事をしてお金を貰っているのだから、私たちの仕事は、人の役に立っています。我々の仕事によって、人が平和に、幸せに、元気に生きているのだということが自慢できれば尊いのです。

仏教における「真の大人」とは、普遍的な「善と悪」の判断を見極めることができる人のことです。普遍的な善悪とは、人を殺してはならない、人を騙してはならないといったことです。「これは罪である。これは善である」とはっきり知っている人こそが、真の大人だと言われるのです。

ぐっすり眠るためには、すべての思考をやめて、『慈悲の瞑想』をすることです。
「生きとし生けるものが幸せでありますように」と寝床で繰り返し念じてください。
悪夢にうなされずにぐっすり眠れます。

過去の過ちを思い出してクヨクヨすることは、自分が今も悪いことをしているということなのです。クヨクヨしている時には、何も善いことをする余裕がありません。結局、時間が無駄になる。そういう自分に対して、後になってもっと後悔する結果になるのです。
後悔することは、いま新しい過ちをつくっていることに他なりません。

足るをしるとは、最低限で言うならば、「生きていられる程度」です。「それ以上減らしてしまうと死ぬ」というところが、基準です。そこで満足するのです。それ以上あるのだったら、ものすごく満足すればいいのです。自分はついているのだと。とんでもない幸せ者だと。

親孝行ほど楽なことはないのです。この世の中で一番楽な仕事は親孝行なのです。どんなつまらないことをしても、親は喜ぶのだから。たとえば我々が社会でどんな立派なことをしても、創簡単には評価されません。親はそれでも誉めてくれる。だから、この世で一番楽なことは親孝行です。

一般的に言えば、親孝行したければ親が自慢できる人間になればいいでしょう。「うちの娘、うちの息子は」という風に誇れるような人間になることは、一番大事な親孝行です。みんな「自分の生き方は親に自慢できるか否か」ということを基準にして生きた方がいいのです。


目次

はじめに
第一章 生き方が分からない
第二章 欲とのつき合い
第三章 親と子の関係
第四章 ぎくしゃくした世の中で
第五章 道徳って何だろう
第六章 神さま仏さまに聞きたい

命を与えてくれた、それだけで親に感謝。

イギリス式収納

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは暮らし、結婚をテーマにした月刊情報誌『ミスター・パートナー』を創刊した井形慶子氏の『イギリス式収納』です。19歳から20年間英国取材を続けている著者のイギリス式審美眼で、狭い日本の家庭でいかに美しく収納するかのノウハウを写真とともにわかりやすくレクチャーしてくれる1冊です。
イギリスの収納は見せて飾る収納と小さな収納。洗練された品々を大切に扱うイギリス人の生活習慣は、日本より小さい家で、誇れるモノ、美しいモノをセンスよく、整然と見せ、キレイに片付ける工夫に満ちていて、誰もがどこかで必ず取り入れられる豊かなアイディアの宝庫です。日本式のごちゃごちゃした家庭の風景にさよならしたい女性達に、朗報です。私こそ読むべきかも・・・。


アンダーラインポイント

シンメトリー-すべてを左右対称にする考え方は、今なおイギリスの家のデザイン、間取り、そしてインテリアに強い影響を与えている。
彼らの家がたくさんのモノに囲まれていても整然として見える理由がここにあった。

イタリアが発祥といわれる、たくさんのモノを美しく見せる左右対称の原理と、連続して同じものを並べるアイディアを使って模様替えをすれば、室内が見違えるほど整然と見えるから不思議だ。

誇るもモノ、美しいと思うモノをすべて他人に見せる収納の楽しさは、今なおリビングの主役となっている食器棚、ガラスキャビネットに透けて見える。
伝統的な日本家屋では、かけ軸、床の間の花器など、きわめてシンプルに飾るうえ、自分の持っているモノを見せることは傲慢だと控える傾向にある。こんな発想は、イギリス人が他人に「私の妻は美人です。」と誇り、日本人は「家内はたいしたことないですよ」と卑下する態度にもあらわれている。これが収納にも通じる文化の違いなのだ。

イギリスの家には日本のおっ仕入れにあたる大きな収納スペースが少なく、クローゼットも比較的小さいことから、クローゼットに入る分だけの服が基準になっている。
新しい服を買ったら、1年以上袖を通していない古着はチャリティショップに寄付するなどして、つねにクローゼットの中身を一定に保つ。

イギリスでは通常6ヶ月ごとに身の回りを点検し、モノをコントロールしようとする。定期的にチェックをして、たんすの肥やしを見つけ、それを捨てれば、よりスペースを有効に活用できる。

「読んでいる本こそあなた自身だ」という格言がイギリスにはある。だからこそ人々は自分の読んでいる本を、訪れるゲストに見せたいと思うのだ。
彼らのリビングルームにはたいてい木製の作りつけ本棚があり、その背表紙を見ただけでその人がどのようなタイプかいいあてることができる。

美しい本の背表紙は絵画や高価な装飾品に勝るとも劣らないインテリアの一部になると付け加えた。


目次

はじめに
第一章 見せて、飾る、美しい収納
第二章 あふれる服に歯止めをかける方法
第三章 箱と既製家具でスッキリ見せる
第四章 家の中のモノをキレイにしまう
第五章 子ども部屋とおもちゃ
第六章 壁・床という平面を使った見せる収納
第七章 家のどこにどんな収納棚を作るか
第八章 地下室と屋根裏部屋の活用法
第九章 たくさんの本をインテリアに組み込む
第十章 トイレ、バスルームを個室のように愛でる理由
第十一章 やわらかくて温かいタオル、リネンへのこだわり
第十二章 あらゆるものを収納する不思議なイギリス家具

わが家も止むを得ずリビングに大きな本棚がありますが、インテリアに変身させよう。

皇后美智子さまと雅子妃平民妃10年の苦闘

こんにちは西村有紀子です。日本テレビ放送網に入局、数々の皇室特番番組を手がけ、報道局エグゼクティブ・プロデューサーとして活躍した渡辺みどり氏の『皇后美智子さまと雅子妃平民妃10年の苦闘』です。皇后美智子さまのご成婚以前から幸せな時も、辛い時もずっと見守り続けた著者の愛情に満ちた目線で語られています。嫁姑の関係でありながら、皇后美智子さまが雅子妃にかけるお言葉ひとつひとつには我が子のように慈しむ気持ちが込められている。二人の民間から嫁いだプリンセスの孤独な戦いと、世間や旧華族との軋轢が事細かに記されています。悲劇のプリンセスになってしまわぬよう、国民として切なる祈りを捧げたい。知られざる皇室での事情など皇室ファンならずとも読んでおきたい1冊です。


アンダーラインポイント

個人的な考察だが、雅子妃のご病気の根は深いように思う。雅子妃は皇太子の懇望を受け入れ、生涯の方針を変更し、外交官というキャリアを捨ててしまった。この挫折こそが、病気の原因となっているのではないだろうか。

美智子さまはのちに、「流産は他に何人の子どもがあったとしても悲しいものであり、初めての懐妊でそれを味わった東宮妃の気持ちは、外からは計り知れないものがあったと思います。」と労わりに満ちたお言葉を発表された。
責任感の強い雅子妃にとって、「継承という公務」を十分に果たすことができないのが、深い心の傷になっているのではないか。

皇后さまは雅子妃のお気持ちを誰よりもよく理解しておられるはずである。話の聞き役になってあげるのは、年配者の務め。決してお節介がましく介入したり、論評したりはしない。でしゃばらず、かといって突き放すこともなく、若い二人を遠くから温かい目で見守っている皇后さまのお姿が目に浮かんでくる。
次世代のことにあえて口をはさまず個人主義を尊重する、近代的な皇后さまのお考えがにじみ出ている。

現代の若いカップルの理想的なイメージは、「夫はやさしく、妻は賢く」。皇太子と雅子妃はまさにそのイメージを体現していらっしゃる様子だった。

こうした乳母制度は、いまの両陛下の代になって廃止された。
親子同居、乳母制度廃止といった皇室の古いしきたりを変えただけではない。
両陛下は、おこさまたちの保護者会で授業参観をなさるときも、けっして学習院の貴賓席をお使いにならなかった。「私たちは一般の父兄です」といわれて。

近年、女性の価値観は大きく変わってきた。かつて女性の幸せとは、高い地位の男性の妻となり、母となることだと一般的には考えられてきた。ところが、現代女性のなかには仕事などで自己実現することを人生の幸せと感じる人も多くなってきた。まさにそうした現代女性の典型である雅子妃は、自らのキャリアを生かし、皇室外交という仕事を通じて自己実現をしたいと考えていられたのかもしれない。
自分の能力を生かせないと感じつつも、性格上、手を抜くわけにはいかない。これがストレスとなってどんどん蓄積していったものと思われる。


目次

第一章 「もう誰とも会いたくない!」
第二章 「生まれてきてありがとう」
第三章 「このまま消えてしまいたい」
第四章 「覚悟が足りません!」
第五章 「歴史に傷をつけてはならない」

子はいつでも母の救いですね。

ルールズ

こんにちは西村有紀子です。あまりにも有名になってしまった『ルールズ』私自身がこの本に出会ったのは7年前です。その当時で120万部以上のベストセラー本でしたが、いまだに書店で平積みされている超実力派恋愛マニュアル本です。あまりの人気にあえて今、取り上げてみました。全世界でベストセラーになり恋愛カウンセラーエレン・ファインとシェリー・シュナイダーを一躍有名にした恐るべき1冊。とにかく有無を言わずに、すべてを実践すべし、されば道は開かれん!と言いたい。理想の男性と結婚するための35の法則が宗教のごとく厳格に記されています。それらすべてを平行して実行する必要があるわけです。法則違反をしながらも恋愛バイブルとして、ページが取れるまで、文章を暗記するまで従ったおかげで、幸せな結婚をした女性を何人も知っています。
理想の男性と結婚したい女性は、できるものなら実行してみて欲しい内容です。騙されたと思って・・・。(でも難しいです。)

アンダーラインポイント

この「恋の法則」の目的とは、理想の彼にあなたが得がたい女性であるという印象を妬きつけて、自分のものにしたいという情熱をかき立てさせることです。

「恋の法則」に従えば、夫はあなたを女王様のように扱うことは間違いありません。たとえ喧嘩をしている最中でも。なぜでしょう?彼はあなたを得るために多大な時間を費やしてきました。そうしてあまりにも大切な存在になったので、馴れ合いで粗末に扱うことなどできないのです。

男性は、生まれつきチャレンジすることが好きなもの。チャレンジする機会を取り上げると、彼の興味も失せてしまいます。これが「恋の法則」の基本です。もちろんこの法則に従わなくても、結婚はできるかもしれません。けれどもその結婚が成功するかどうかは、私たちは保証できません。

原則はこういうことです。男性がチャレンジすることが好きならば、チャレンジするに値する存在になること。

夫探しに真剣なあなたは満足感の概念から変えていかなくてはなりません。満足感とは男性が電話をかけてきて、あなたを求めてプロポーズすること。満足感とはチョコレートパフェを食べたり、「恋の法則」に反した、激情に任せたデートなどから得られるものではないのです。

デートの待ち合わせ場所をお互いの中間地点にしないこと。デート代は割り勘にしないこと。男性が自ら誘いをかけてデートの支払いを受け持つ状況では、恋心は簡単に燃え上がります。あなたのために使った食事代、映画代、交通費はあなたと一緒にいるための代価で、十分値打ちがあるのです。

こちらから電話をかけないこと。留守電にメッセージが残っていても、かけ直すのはごくたまにだけにする。
電話をするということは、男性をこちらから追いかけるのとおなじこと。「恋の法則」違反です。

土曜の夜のデートの申し込みは水曜日で締め切る。
将来あなたと結婚したいと思っている男性なら、直前になってデートに誘ってきたりはしません。彼は、遅くとも5日前にあなたの予定を押さえておかないと、次の週まで会えなくなるかもしれないと心配するのです。

デートはこちらからおひらきにすること。


目次

RULE#1
・・・・・・・・・・
RULE#35

GOOD LUCK!!