結納

ウエディング用語 ~さ~

さ|用語

サーキュラーカフス

サーキュラーカフスとは、円形に裁ったカフスを袖口に付けたもののことをいい、サーキュラーとは円形のことです。ピエロの服のようなヒダの付いた袖口で、ゆるやかな波ができます。ワインドカフスとも言います。

サービス料

サービス税とは、サービスを受けたことに対する追加料金のことをいいます。料理・飲物・宴席料・控室料等、飲食に関わる項目に対して10%かかるのが一般的です。サービス税の対象となるのは会場によって異なり、サービス税加算後の総額に、更に消費税もかかります。サービス料ともいいます。

サイズオーダー

サイズオーダーとは、自分のサイズに合わせてドレスを作るシステムのことをいいます。あらかじめ数種類のデザインが用意されており、その中から好きなデザインを選べます。デザインは規定のものですが、サイズは自由にオーダーできます。また、バスト、ウエスト、ヒップ、肩幅、身幅、袖丈、着丈などのサイズを測定したり、普段着用している服のサイズを伝えると、体型に合ったドレスを作ってもらえます。

サイズ直し

サイズ直しとは、指輪の腕の部分(手のひら側にあたる部分)を糸ノコ等で切断して、指輪のサイズを調整することをいい、サイズを大きくするには広げて地金を足し、小さくするには縮めて溶接します。指輪の素材と同じ地金で溶接することをトモ付けといいます。極度のサイズ直しや、デザインによってはサイズ直しが難しいものもあるので注意が必要です。また、サイズ直しには2週間程度かかるので購入時期に気をつけましょう。

榊(さかき)とは、神事に使用する木で暖地の山林に自生するツバキ科の常緑樹のことをいいます。榊は「神」と「木」の合字で、神の木、もしくは神に供される木という意味になります。本来、榊とは固有の植物名ではありませんでしたが、のちに特定の木を指して榊と呼ぶようになりました。榊が生育しない地方では、同じ常緑樹である杉・樫(かし)・樅(もみ)などが代用されます。神の枯れる事のない永遠の恩恵を表すために、一年中緑を保つ常緑樹が用いられるのです。榊の語源としては、栄える木という意味で「栄木(さかき)」、神聖な木を意味する「賢木(さかき)」が転じたという説や、神の聖域と人間の俗社会との「堺」を示す木、つまり「堺木(さかいき)」が転じたという説があります。

桜湯

桜湯とは、桜の花の塩漬けを湯に入れた飲物のことをいい、見合い・結納・婚礼などの祝いの席で用いられます。桜湯に用いる桜の花の塩漬けは桜漬けとも呼ばれます。これはがくを除いた花全体を塩と梅酢で漬け込んだもので、保存時は表面に茎の部分が表われて丸まった状態ですが、湯のみ茶碗に入れて湯を差すと、塩漬けの塩が溶けだし、花びらが開いて湯の上面に浮いてきます。お茶は「お茶をにごす」「茶々を入れる」等の意味につながり、慶事では忌み嫌うため、代わりの飲み物として桜湯や昆布茶を用いることが多いです。宴席の儀式が一通り終わった後は、普通の煎茶を入れてもかまいません。桜茶ともいいます。

サスペンダー

サスペンダーとは、ズボンやスカートを留めるために用いる、肩から吊り下げる紐やバンドのことをいいます。男性フォーマル用のズボンにはベルトを用いないため、ベルトループが付いておらず、サスペンダーを使用します。特にカマーバンドを用いる時は、必ずサスペンダーを着用します。礼装用には、白・黒・白黒の縞柄のサスペンダーが主に用いられます。収縮性のある素材で作られることが多く、ベルトの先端にあるクリップ式の金具やボタンで固定します。前は2ヶ所で留めますが、後ろの形は2ヶ所で留めるX型と、センター1ヶ所で留めるY型があります。サスペンダーは、アメリカ英語で、イギリス英語ではブレーセスといいます。イギリスにおいては、サスペンダーはストッキング用のガーターベルトを意味します。複数形のサスペンダーズが正しい表現です。

サテン

サテンとは、経(たて)糸と緯(よこ)糸のどちらかの糸を何本も飛ばして交差を極力少なくし、生地表面に糸を長く浮かせた織物のことをいいます。サテンは三原組織の一つで、シルクやポリエステルなどの素材が主に用いられ、糸を浮かせているので光沢に富んでおり、手触りがソフトで柔らかいという特徴があります。欠点は生地の強度が弱く、擦れやすく、糸抜けしやすいことです。サテンは高級コートの裏地として使われ、珍重されてきました。また、白いサテンはウェディングドレスに良く用いられ、美しく格調高い雰囲気になります。ブライダル業界では、ポリエステルを主としたドレス専用の上質な化繊のことをブライダルサテンと呼びます。シルクサテンには、薄手のサテン、化繊で裏打ちしたサテン、厚めのボリュームサテンなど様々あり、美しいドレープが身上でソフトスレンダーやマーメイドに用いると優雅さを表現することができます。密度が高くボリューム感があり、上品な光沢のミカド(帝)シルク(別名ダブルフェイスツイル)を使用したものはミカドサテンと呼ばれ最高級のサテンです。朱子(シュス)織・繻子織とも書きます。

サムシングフォー

サムシングフォーとは、ヨーロッパに古くから伝わる慣習で、何か「新しいもの」「古いもの」「借りたもの」「青いもの」の4つのサムシングを花嫁が身につけると、生涯幸福な結婚生活が送られるという言い伝えのことをいいます。マザーグースの歌などによって語り継がれてきました。サムシング・ニュー(何か新しいもの)、サムシング・オールド(何か古いもの)、サムシング・ボロウ(何か借りたもの)、サムシング・ブルー(何か青いもの)の4つで、それぞれ以下のことを意味します。
サムシング・ニューは新しい人生の第一歩として、未来へ踏み出す。という意味。
サムシング・オールドは祖先から伝わる経済的安定・豊かさを引き継ぐ。という意味。
サムシング・ボロウは幸せな結婚生活を送っている人の幸せにあやかろうという意味。
サムシング・ブルー は青いものは、純潔や清らかさの象徴です。

サンキューカード

サンキューカードとは、ゲストに感謝の意味を込めて渡す、二人からのメッセージを書いたカードのことをいいます。席札と兼ねてゲストテーブルの各席に置いたり、引き出物やプチギフトに添えたりします。披露宴のお礼や日頃の感謝の気持ちを綴綴ったもので、ゲスト一人ずつそれぞれ新郎新婦が手書きでメッセージを書くことも多いようです。サンクスカードともいいます。

サンクスグッズ

サンクスグッズとは、感謝の気持ちを込めてゲストに渡す簡単なプレゼントのことをいいます。披露宴終了後、ゲストが退場する際に出口で新郎新婦がお礼の挨拶をしながら手渡しで渡します。お菓子や小物、手作りの品などカップルによって贈るものは様々です。小さなブーケやお菓子や手作りの小物といった、値段ではなく気持ちであらわすものが多い。サンクスギフト、プチギフトともいいます。

三献の儀

三献の儀(さんこんのぎ)とは、神前挙式の儀式のひとつで、神前結婚式の三三九度の杯の儀式のことをいいます。本来は出陣・帰陣・祝言などの際の献杯の礼を指します。これは打ちあわび、勝ち栗、昆布の三品を肴に酒を三度ずつ飲み干すもので、室町時代から武士の出陣・婚礼・式典・接待宴席などで重要な儀式とされました。特に出陣での三献は、三献目の盃を飲み乾した後地面に打ち付けて割り、大将が鬨(とき)の声を挙げ陣営を鼓舞していました。現在では、結婚式の三三九度のほか、正月や選挙の出陣式、端午の節句や七五三、祭りなどにおいてわれます。さんけんのぎ、さんごんのぎとも読みます。手順としては、まず巫女さんが注いだ御神酒の杯を新郎が受け、同じ杯で新婦が受けます(一献)、次に新婦が受け、同じ杯で新郎が受けます(二献)。再び新郎が受け、同じ杯を新婦が受けます(三献)。

三三九度

三三九度(さんさんくど)とは、神前挙式の儀式のひとつで、小中大の盃を新郎新婦が順に酌み交わす儀式のことをいいます。神前式の進の中で祝詞奏上の後にわれ、交互に各三回ずつ、計九杯のお神酒を飲みます。巫女が注いだ御神酒の杯を両手で受け、最初の二口は杯に口をつけるだけで、三口目で飲み乾すのが慣わしです。お酒が飲めない人は飲むふりだけでもかまいません。二人の結婚を祝福して神様から御神酒を頂き、御神酒を飲むことで体の中に神様の力を取り入れる意味があります。「三献の儀」が正式名称で、「誓杯の儀」「夫婦固めの杯」ともいいます。
●小盃・小杯・一献目:新郎→新婦→新郎の順
(過去)新郎新婦の二人の巡り合わせを先祖に感謝する意味が込められています。
●中盃・中杯・二献目:新婦→新郎→新婦の順
(現在)二人で末永く力を合わせ生きていくことの意味が込められています。
●大盃・大杯・三献目:新郎→新婦→新郎の順
(未来)一家の安泰と子孫繁栄の願いを込めています。

参進の儀

参進の儀(さんしんのぎ)とは、神前結婚式の儀式のひとつで、神前式における新郎新婦入場のことをいいます。結婚の儀を告げる太鼓の音や雅楽の調べが境内に響き渡る中、神職・巫女に先導された新郎新婦の列が厳かに本殿・御社殿まで進む「参進の儀」に始まり、本格的な儀式が執りわれます。参列者の足並みと気持ちを一つにする大切な儀式です。歴史ある神社において、伝統的で荘厳な雰囲気の中での古式ゆかしい本格神前式が人気あるようです。「三献の儀」または「誓杯の儀」が正式な名称です。

三方

三方(さんぼう、さんぽう)とは、神前挙式の際に使う、供物を載せる四角い台のことをいいます。通常は檜などの素木(しらき)による木製で、折敷(おしき)と呼ばれる盆の下に直方体状の台(胴)がついた形をしています。台の三方向に穴があいていることから、「三方」と呼ばれます。神前に供える際は、穴のない側(綴り目の反対側)が神前に向くようにします。神饌が載った三方を持つときは、親指を左右の縁に、その他の指を折敷と台に当て、目の高さに持ちます。