結納

ウエディング用語 ~ろ~

ろ|用語

ロイヤルウェディング

ロイヤルウェディングとは一般的には、あたかもヨーロッパ王室の結婚式であるような貴族形式のウェディングスタイルを表す言葉のことをいいます。ロイヤルウェディングは、古典的で格式高く、正統派というイメージを持っています。具体的には、ヨーロピアンテイストで豪華な装飾のバンケットや、古い教会を移転して作られた荘厳な印象のチャペルなどでの結婚式にこのロイヤルウェディングという言葉が当てはめられます。しかし本来のロイヤルウェディングとは、王室を持った君主制国家での皇太子や皇女の結婚式のことを指しています。世界の約40カ国に王室は存在しますが、そのうちのほとんどが立憲君主制をとっています。日本の天皇制も立憲君主制ですので、皇太子さまや内親王さまのご結婚もロイヤルウェディングとなります。

ローウエスト

ローウエストとは、ローウエストラインの略語のことをいいます。ウエストラインとは、胴回りが一番細い部分のことを指します。そのうち、ローウエストとは人体のウエストよりも、低い位置で洋服のウエストラインが取られているデザイン、あるいはその部分を意味するのです。ローウエストはロングトルソーやヒップハングなどと同じように腰の上辺りの位置になります。また、上衣とスカートの切り替え線がウエストよりも低い位置にあるものも、ローウエストと呼ぶことがあります。数あるローウエストのファッションの中でも印象的なのがギャルソンヌルックです。このギャルソンヌルックは1920年代に流行しました。ボーイッシュなスタイルのデザインで、細身のシルエットが特徴でした。ギャルソンヌルックという言葉は「ギャルソン」という、フランス語で男の子という意味の言葉を女性形にしたものです。また、同じ時期に流行したものとしてアール・デコ・ファッションがあります。アール・デコ・ファッションは直線や幾何学的な図表が特徴の平面的なドレスでした。そして1960~1970年代になるとヒップハガースカートやヒップボーンパンツと呼ばれる、スカートやパンツを腰回りで白スタイルが流行しました。最近では当時のファッションが再び注目を集めているようです。
ローウエストの反対語としてハイウエストがあります。

ローブデコルテ

ローブデコルテとは、イブニングドレスのことをいいます。これは胸・肩・背などの襟ぐりが大きく開いたデザインのイブニングドレスで、女性の夜の正礼装にあたります。このローブデコルテは数あるフォーマルなイブニングドレスのなかでも、より正式なドレスを指し、皇室や英国王室などで主に着用されています。公式夜会に着用するには最高礼装で、男性のイブニングコートにあわせます。ローブデコルテはす。スカートは大変丈が長く、床までフルレングスか、あるいは裾を引くこともあります。一方袖は小さく、袖なし、肩なしの場合もあります。金銀糸やレースを用いた、装飾的で優雅なデザインのドレスが多いです。ドレスの生地の色にはあまり濃い色を使用せず、淡い色がおおく用いられます。このローブデコルテという名前の「ローブ」とはフランス語でドレスという意味を表し、また「コルテ」は襟という意味を持ち、「デコルテ」で襟の無い状態を指します。

ローブモンタント

ローブモンタントとは、アフタヌーンドレスのことをいいます。これは襟ぐりの開いていなデザインのドレスで、女性の昼の正礼装にあたります。男性用のモーニングコートや昼からのイブニングコートに合わせられます。首から肩、背をすっぽりと覆うデザインとなっていて、胸・肩・背などが大きく開いたローブデコルテとは正反対のデザインです。袖は長くて夏でも7分袖程度で、裾が長く、後ろに引いたロングドレスのタイプが多いです。モンタントという言葉は、フランス語で「立った、上った」という意味の言葉で、「立襟」を指します。外国ではキリスト教の結婚式に着用されるドレスで、より伝統的で格式高いことを意味します。
日本では鹿鳴館時代によく見られたデザインのドレスです。

ロールカラー

ロールカラーとは、襟のデザインの総称で、前後の襟腰が、まるで首の周りに巻き付くように沿って高く立っている襟のことをいいます。またロールカラーとは反対のデザインのものとして、フラットカラーと呼ばれるデザインの襟もあります。このフラットカラーは襟腰が無く、直接襟付けから折りかえっています。見ごろに沿って平らになっているため、フラットカラーと呼ばれるのです。
ロールカラーのデザインは、襟腰が付いていて、折り返った状態になっています。これは、前後の襟腰が、まるで首の周りに巻き付くように沿って高く立っていて、見る人に清楚でクラシックな印象を与えることができます。ウェディングドレスの場合は、首筋や鎖骨をより美しく見せるために、ロールカラーの襟ぐり大きく括るなどの工夫を凝らします。

六曜

六曜とは、暦に記載される暦注の一つで、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種の日のことを指します。この六曜は後々七曜が利用されるようになったため、この七曜と区別するために六輝とも言われるようになりました。六曜は先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順に巡っていきます。旧暦の月の一日に合わせてその配置が決められています。旧暦においてはつく日のよってこの六曜が決まり、大安ならば旧暦の月と日の数字の和が6の倍数の場合となります。この六曜は、物事を行う日取りを選ぶ際の吉凶を占うために用いられています。
以下に、六曜のそれぞれの読み方と簡単な吉凶の説明を載せておきます。
先勝 せんしょう、さきがち:午前中が吉となります。
友引 ともびき: 朝、晩が吉です。昼は除きます。友を引くという意味で慶事には適しています。大安の次に縁起が良いとされています。
先負 せんぷ さきまけ: 午後からが吉となります。
大安 たいあん、だいあん:一日中縁起が良いとされています。結婚式、結納などには最適です。
仏滅 ぶつめつ :仏滅には、二つの説があり、一つは一日中凶とする説です。もう一つは午前中は凶、午後からは仏滅明けとなり大安になるという説です。
赤口 しゃっくう じゃっこう: 正午とその前後が吉となります。
六曜の起源は室町時代にまでさかのぼり、中国の春秋戦国時代に発祥したと言われている陰陽五行説が日本に伝わり、現在の六曜が確立したと言われています。しかし六曜が発祥した当時は、現在の七曜と同じように1か月を5等分してそれに当てはめて曜日を区別するために使用されていました。時が流れるにつれて、赤口以外の名称や解釈、そして順序も数々の変化を遂げてきました。現在のように吉凶を占う材料として用いられるようになったのは江戸時代に入ってからのことです。明治時代にはこの六曜を、吉凶を占う手段として用いることを禁止しましたが、それが逆に庶民の間での人気に拍車をかけることになりました。結婚式などの慶事や祝事には大安や友引がよいとされています。結婚式場も大安の日は人気が高く、予約を取るのもなかなか難しいですが、逆に縁起があまり良くないとされる仏滅の日に料金設定を割り引いている会場もあるので、そういったことを気にしない方にはお勧めです。

ロケーション撮影

ロケーション撮影とは、中庭や、会場のロビーや吹き抜けなどのオープンスペースを背景にして撮影することをいいます。元々ロケーション撮影と言えば、野外撮影を意味することが多いですが、ウェディングの場合は、ロケーション撮影といえば主にスタジオ以外の他の場所で撮影することを意味しています。具体的にどの場所で撮影するかは、会場がいくつかの候補を用意しておいてその中から選ぶことができるようになっています。ロケーション撮影はスタジオ撮影と比べると、自然な表情を出しやすいと言われています。それはスタジオ撮影とは違って自由なポーズを取れますし、会場の雰囲気や季節感も一緒に撮影することができるからです。ロケーション撮影の場合、スナップ撮影で動きを変えながら複数をカット撮影することが多くなっています。ロケーション撮影を略してロケ撮影ともいいます。

ロケハン

ロケハンとは、ロケーション・ハンティングの略のことをいいます。このロケーション・ハンティングという言葉は、さまざまな撮影の場では一般に使用されている用語の一つで、例えば、映画、テレビ、写真の撮影などの場面で使われています。では具体的にロケーション・ハンティングとは何なのかというと、簡単に言えばロケーション撮影に最も適した場所を探し出すことをいいます。しかしその作業には、撮影の下準備のために会場内をくまなくチェックして回らなければならず、撮影のイメージにぴったり合う背景を捜し出すことは決して容易なことではありません。

六輝

六輝とは、暦に記載される暦注の一つで、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種の日のことを指します。元々六輝は六曜と言われていましたが、六曜ではなく七曜が利用されるようになったため、この七曜と区別するために六輝と言われるようになりました。六輝は先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の順に巡っていきます。旧暦の月の一日に合わせてその配置が決められています。旧暦においてはつく日のよってこの六曜が決まり、大安ならば旧暦の月と日の数字の和が6の倍数の場合となります。この六輝は、物事を行う日取りを選ぶ際の吉凶を占うために用いられています。 以下に、六輝のそれぞれの読み方と簡単な吉凶の説明を載せておきます。
先勝 せんしょう、さきがち:午前中が吉となります。
友引 ともびき: 朝、晩が吉です。昼は除きます。友を引くという意味で慶事には適しています。大安の次に縁起が良いとされています。
先負 せんぷ さきまけ: 午後からが吉となります。
大安 たいあん、だいあん:一日中縁起が良いとされています。結婚式、結納などには最適です。
仏滅 ぶつめつ :仏滅には、二つの説があり、一つは一日中凶とする説です。もう一つは午前中は凶、午後からは仏滅明けとなり大安になるという説です。
赤口 しゃっくう じゃっこう: 正午とその前後が吉となります。
六輝の起源は室町時代にまでさかのぼり、中国の春秋戦国時代に発祥したと言われている陰陽五行説が日本に伝わり、現在の六輝が確立したと言われています。しかし六輝が発祥した当時は、現在の七曜と同じように1か月を5等分してそれに当てはめて曜日を区別するために使用されていました。時が流れるにつれて、赤口以外の名称や解釈、そして順序も数々の変化を遂げてきました。現在のように吉凶を占う材料として用いられるようになったのは江戸時代に入ってからのことです。明治時代にはこの六輝を、吉凶を占う手段として用いることを禁止しましたが、それが逆に庶民の間での人気に拍車をかけることになりました。結婚式などの慶事や祝事には大安や友引がよいとされています。結婚式場も大安の日は人気が高く、予約を取るのもなかなか難しいですが、逆に縁起があまり良くないとされる仏滅の日に料金設定を割り引いている会場もあるので、そういったことを気にしない方にはお勧めです。

ロトディッシュ

ロトディッシュとは、結婚式の際に行われる演出の一つで、まずケーキサーブの時に、何枚かのお皿の下に何らかの目印をつけておき、そしてその目印の付いたお皿が当たった人にプレゼントをする、といった演出のことをいいます。この場合、必ずしもプレゼントでなくてはいけないといった決まりはなく、例えば結婚式の場を盛り上げるために、何か軽い罰ゲームのような企画をしたりするのもよいでしょう。その場でちょっとしたスピーチをしてもらうのもいいですね。また、新郎新婦がどうしてもこのロトディッシュを通してプレゼントしたいゲストがいる場合、前もって会場側と調節してその人には必ずあたりがでる、といった風にすることもできます。

ロビーチャペル

ロビーチャペルとは、式場やホテルなどのエントランスやロビーなどのスペースに祭壇を設置し、本物のチャペルのようにみたせたもののことをいいます。通常の結婚式場にはない、高い吹き抜けや、自然光が差し込む全面ガラス張りのファサードなどの開放感あふれる空間を楽しみながら結婚式を挙げることができます。このロビーチャペルで行う挙式のことは、ロビーチャペルウェディングと呼ばれます。ロビーでの挙式は結婚式の関係者だけでなく、二人のことを全く知らない通りすがりの人も足を留めて、祝福の拍手を送ってくれることがあります。このようにささやかな祝福も、きっと忘れられない思い出として心に残ることでしょう。ロビーチャペルと同様のものにアトリウムチャペルがあります。

ロングタキシード

ロングタキシードとは、普通のスーツに比べて少し着丈の長いタキシードのことをいいます。ショートフロックとも呼ばれます。フロックとはフロックコートのことで、昼の正装として着用されていてロングタキシードに比べ少し着丈が長いデザインとなっています。ロングタキシードは、日本で独自に生み出された準礼装なので、他の礼装とは違い時間帯の制限もありません。そのため自由な着こなしを楽しむことができます。普通のスーツよりもファッション性を重視したデザインとなっているため、色も黒一色に限らないで、白やシルバーグレー、その他カラフルなものまで幅広く揃えられています。チャペル教会式やカジュアルウェディング、レストランウェディングなどいろんな場面で幅広く着用され、人気があるスタイルです。

ロングトルソー

ロングトルソーとは、ローウエストで胴長のシルエットを表した言葉のことで、身頃が身体に沿って腰丈まで長めに伸びたデザインのことをいいます。このデザインは、胴を長くスレンダーに見せることで体のラインの美しさを表現しています。このトルソーという言葉が衣装に関して用いられるときは、衣服の胴の部分を指します。胴体のみのマネキンのことをトルソーと呼ぶこともあります。トルソーとはイタリア語で「人体の胴部」という意味を表します。これは、具体的には、第七頚椎骨から腰骨の辺りまでのことを指します。ちなみに第七頚椎骨とは、顔を下に向けた時に出てくる、首の付け根にある骨のことです。

ロンドンタクシー

ロンドンタクシーとは、イギリスやロンドン周辺を走っているタクシーの名称および商標のことをいいます。正式にはロンドンブラックキャブと言います。最近では、カラフルなデザインのロンドンタクシーもありますが、本来はブラックキャブの愛称の通り、黒い車体が主流でした。ロンドンタクシーの特徴としてはその独特のクラシックな佇まいがあります。このロンドンタクシーは、後部座席が対面式シートなので比較的広い空間になっています。そのため花嫁がウェディングドレスを着ていても落ち着いて座ることができるので、結婚式の際の送迎車としてもよく用いられます。また、ロンドンタクシーの本場イギリスではバリアフリー化が進んでいます。その影響でこのロンドンタクシーのデザインにも工夫がなされ、車いすのままでもタクシーを容易に利用することができるようになりました。
日本でもロンドンタクシーは輸入され、観光用や介護用として利用されています。