結納

ウエディング用語 ~き~

き|用語

帰国後パーティー

帰国後パーティーとは、海外挙式したカップルが帰国後に改めて行う結婚報告パーティーのことです。海外での挙式の場合、費用や宿泊といった、いろんな理由からどうしても親族と親しい友人のみで行われることが多いです。そのため、現地での挙式に招待しなかった方々に対して後日改めて結婚披露を行うのが、この帰国後パーティーです。この帰国後パーティーは、レストランでの会費制パーティーのスタイルで行われるのが一般的ですが、結婚式場やホテルでの少人数プランを使って、帰国後パーティーを行うカップルもいます。

着付け

着付けとは、着物を身に着けて貰うことを言います。まず身仕度を整えます。そして下着から上着の着方など基本となる部分を着させてもらいます。あとは衿の出し方や帯の締め方まで、きもの姿をより美しく整えてもらうことを着付けと言うのです。着付けは別名で支度とも言われます。また、着物を切ることではなく、和装のヘアメイクのことを美粧もしくは美容といいます。この美粧と着付けを二つあわせて、美粧着付けと合わせて言う場合も多いです。

記念写真

記念写真とは、写真室や写とも呼ばれているスタジオにおいて中版カメラで撮る写真のことを言い、別名でフォーマル写真ともいいます。結婚式の際の記念写真は、新郎新婦の2ショットを2~3カット、新郎新婦の家族、両家親族の集合写真を撮るのが一般的です。またスタジオだけで撮影するのではなく、庭や式場の絵になる空間でロケーション撮影する場合もある。このとき撮った写真は六つ切りサイズ(203mm×254mm)や、四つ切サイズ(254mm×306mm)に引き伸ばされ、台紙やアルバムに装丁されます。一般的に、撮影したポジフイルムを貰うことは出来ないため、焼きまししたい写真があるならば、別途追加料金が必要になります。

決め酒

結婚の話がまとまると、結納の日の前の大安か友引の午前中に結納を決める仮約束をします。仲人か、男性の親が酒と寿留女(するめ)を持参して女性の家を訪ね、ここで正式に結婚の承諾を得るのです。この風習は前祝い的な盃事で、全国的に行われており、この風習を決め酒と呼んでいます。地方によって決め酒の呼び方は異なっています。「樽入れ」「たもと酒」「徳利」などと呼ぶ場合もあるのです。また、するめの代わりに鯛一尾(地方により雌雄一対の場合も)を持参する地方もあります。決め酒をすると「あの家に酒が入った」と言われ、結納が近いことを意味します。現在では決め酒は結納に同時に行うことも多いようです。また、関西地方では決め酒の習慣はなく“見合扇子”や“扇子交換”と呼ばれる扇子交換をします。

ギャザー

ギャザーとは「寄せる」、「集める」、「縮める」といったような意味を含んでいる言葉です。実際ギャザーとは、布の一端のみを縫い縮めて襞(ひだ)を作る技法のことを言います。あるいは、その襞自体を指してギャザーということもあります。ギャザーは、ウエスト、切替え下、袖口、襟刳などに使用されています。タックやプリーツの場合は一つ一つの折りをしっかり出しています。しかしギャザーは、単に布を縫い縮めているだけなので、折り皺が途中で消えてしまいます。その分ギャザーは襞の幅や山が小さく、ふんわりとやわらかく華やかな表情が出るのです。ギャザーを寄せることを、ギャザリング、ギャザーインなどと呼びます。本来は、布をゆったり使いゆとりを増し、着易さを出すためにギャザーを寄せました。現代では、ゆったり感と若々しさ、華やかさを表現するためにギャザーが使われています。ギャザーを細かく寄せるとシャーリングになります。

キャスケードブーケ

キャスケードブーケとは、上から下に流れる、逆三角形のラインを描くデザインのブーケのことです。キャスタードという言葉は「小滝」の意味を表わします。上部にボリュームを持たせ、まるで滝の流れのように下へ蔓や花を垂らした眺めは、豪華でかつ繊細な美しさで花嫁のブーケの定番ともなっています。本来、教会式ではこのタイプを持つのが正統とされているのです。キャスケードブーケは、上半身は身体に沿ったデザインで下半身にはボリュームがあるという、プリンセスラインや、トレーンを長くひくようなAラインのウエディングドレスと相性がいいブーケです。また、ウエストよりもやや低めに持つとバランスがよいでしょう。キャスケードブーケに使われる花の代表がカサブランカです。カサブランカやランなどの花材を使うと豪華でエレガントな印象になりますし、また小花をその中にミックスすれば可憐な印象に加えることができます。下に流れる部分が短めのショートキャスケードブーケや、全体に細身のスリムキャスケードブーケなどのバリエーションも豊富なブーケです。

キャプテン

キャプテンとは会場責任者のことを言います。ブライダルコーディネーターは、会場を決めてから結婚式当日まで、新郎新婦の二人の相談窓口の役割を果たします。結婚式に向けて事前準備・手配をサポートしてくれる婚礼担当者として働くのです。一方、キャプテンは結婚式当日に結婚式披露宴の現場を仕切る、その日のリーダーで、二人が決めたプログラムどおりに結婚式披露宴が進行するように、スタッフにディレクションを与えます。このキャプテンのことをディレクターと呼ぶ場合もあります。

キャンセル料

キャンセル料とは、予約していた式場の使用をキャンセルするときに発生する料金のことです。キャンセル料の金額をいくらに設定しているかは会場によって異なります。しかしどの会場であっても一度内金を入れ、本予約した後はキャンセル料が発生するのです。キャンセル料は一律ではないので、キャンセルした日が挙式予定日に近ければ近くなるほど、払わなくてはキャンセル料金も高くなってしまいます。また、前日キャンセルは出席者全員分の食事代も取られてしまうことがあるので、事前に会場側に確認しておきましょう。

キャンドルサービス

キャンドルサービスとは、結婚式の演出の一つです。新郎新婦が火の点いたトーチを手にゲストの各テーブルを回り、卓上のキャンドルに火を点していくセレモニーです。お色直しの後の再入場の際によく行われる定番の演出でもあります。このキャンドルサービスの時に、新郎新婦の二人はゲストに挨拶をして回り、写真撮影など触れ合うことができます。最後にメインテーブルサイドの大きなキャンドル点灯します。最近は、このメインキャンドルにも様々な趣向を凝らしたデザインを取り入れるカップルが増えてきているようです。たとえば、花火のようなスパークキャンドルや、ピラミッド状のキャンドルを使うなどの演出があります。また、このメモリアルキャンドルは式終了後に記念にもらうことが出来る場合もあり、毎年結婚記念日に灯していけるように年数のメモリが付いていることが多いです。

キャンドルリレー

キャンドルリレーとは、ゲストがキャンドルの灯を繋いでいき、最後に新郎新婦が灯をもらってメインキャンドルに点火するセレモニーのことです。一人一人リレーのように火を伝えていくことから、リレーに見立ててキャンドルリレーと呼ばれ、リレーキャンドルということもあります。キャンドルリレーを行う際には、まずあらかじめゲスト全員にキャンドルを配っておきます。そして新郎新婦は親しい友人からリレー用の種火を受け取るのです。新郎新婦はそれぞれのゲストのテーブルまで進み、各テーブルの代表一人に灯火を差し出します。一つのテーブルの代表者に点火し終わった後は、新郎新婦は次のテーブルへ移り、それを繰り返します。灯を点された代表は隣の席の方へ点火し、順々に灯火がテーブル中にリレーされて行くのです。そしてすべてのテーブルに火が灯った後、新郎新婦はゲストの代表から灯火をトーチに受け取り、メインキャンドルを点火します。

キャンドルロード

キャンドルロードとは、チャペルのエントランスやガーデンなどにキャンドルを列に並べてレイアウトしたり、ゲストがキャンドルを手に持って列になったりして、炎の光の道を作ることをこう言います。このキャンドルロードは、キャンドルの光に照らされながら新郎新婦が入退場するという幻想的な演出の一つでもあるのです。会場が明るいままではせっかくの炎の演出がよく目立たないままになってしまいます。そこで、ナイトウエディングや披露宴で照明を暗くして行われます。

9品目

9品目とは、結納品のことです。一般的な結納品は、9品目が正式と言われています。また略式の場合は、7品目、5品目、3品目という品数が一般的となっています。いずれの場合も割り切れないようにという意味で奇数品目です。正式な品目の数は地域によって異なるので確認が必要となります。また、最も代表的な9品目とは、目録・長熨斗・御帯料・末広・友白髪・子生婦・寿留女・勝男節・家内喜多留の九つです。略式結納など7品目の場合、9品目から勝男節、家内喜多留を除いたセットになります。

挙式スタイル

挙式スタイルとは、結婚の儀式を行う方法のことをまとめてそう呼んでいるのです。挙式スタイルの種類としては、教会式・神前式・仏前式の宗教理念に基づいた伝統的なスタイルがまず挙げられます。そしてそれらに加え、最近は無宗教の人前式スタイルも人気となっています。人前式には全日本ブライダル協会認定の司式者が執り行う厳粛な挙式スタイルもあるのです。海外挙式の場合では、現地の民法に則って行うリーガルウエディングや教会でのキリスト教の教義に則って行われるブレッシング式などの挙式スタイルがあります。

挙式料

挙式料とは、チャペルや神殿での挙式にかかる料金のことです。たとえば教会式の場合、牧師への司式料、オルガン奏者、装花、施設使用料などが含まれます。また、会場によっては、装花、聖歌隊への謝礼、結婚証明書などがオプション料金となる場合もあるので事前に会場に確認しておきましょう。また、式次第を印刷する費用も別途かかってしまいます。フラワーガール、フラワーシャワー、バブルシャワーなどの演出を行う場合も、その都度追加料金が発生してしまいます。キリスト教会で挙式の場合、挙式料を「献金」としている教会が多いです。神前式では初穂料・玉串料と呼ぶ場合もあります。

キリスト教式結婚式

キリスト教式結婚式とは、キリスト教の教義に則って行われる結婚式のことで、キリスト教式結婚式は、主に教会やホテル、式場のチャペルで挙げられます。キリスト教は大きく、カトリックとプロテスタントの2つの宗派に分けられます。しかし、プロテスタント教会は信徒以外でも挙式を行うことが可能で、ホテル・式場でのキリスト教式の場合は、ほとんどがプロテスタントなのです。一方カトリック教会では原則的に信徒以外の挙式は出来ませんが、ローマ教皇庁の特例により、日本では未信者でもキリスト教式結婚式が認められています。どちらの宗派の場合でも、司式の進行自体はあまりかわりませんが、名称が異なります。例えば、カトリックで「御聖堂・聖堂、神父、ミサ、聖歌」と呼ばれるものは、プロテスタントでは「礼拝堂、牧師、礼拝、讃美歌」となります。

金属アレルギー

金属アレルギーとは、金属によって皮膚が炎症を引き起こすことです。金属アレルギーは、正式にはアレルギー性接触皮膚炎と言われます。金属アレルギーの人が金属に接触すると、赤くなる、ただれる、かぶれるなどの症状がでて、かゆみを伴い、ひどくなると痛みを感じることもあります。ニッケルやコバルトなどの、低品度とされる金属ほど金属アレルギーを起こしやすいといわれています。一方、純金や純プラチナ、チタン素材などでは、金属アレルギーの症状が比較的起こりにくいと言われています。この金属アレルギーの原因として考えられているのは、アクセサリーや日用品の中に含まれている金属です。これらの金属が、汗や体液などでわずかながらに溶け出し、イオン化して体内に入り込んだ際、体内の蛋白質と結合して抗体となり、次から同じ金属が接触すると拒絶反応を引き起こすことから金属アレルギーが引き起こされているとかんがえられています。時には金属と接していない他の部分にも発症することもあるのです。 今まで金属と接しても何ともなかった人でも、突然抗体ができて発症する場合もあります。金属アレルギーはパッチテストと呼ばれる方法で検査します。

金屏風

金屏風とは、新郎新婦が座る高砂席後ろやゲストの送迎時に立てられる、金色の屏風のことです。主に無地の金屏風が用いられます。無地金屏風は、日本古来の伝統的な演出方法の一つです。対象物を更に美しくビジュアル的に演出するために用いられています。また、金屏風にはオブジェ用の小さいものもあります。屏風は「風を屏ぐ」と書くように、室内の風除け・パーテーションとして用いられます。しかし、そればかりではなく、絵や書を貼り付けて観賞用にも用いられています。不要の際には折り畳んでしまい込むことのできる、開閉自在の装飾家具として活用されてきました。屏風はそもそも中国に由来しており、漢時代の書物にも登場しているほどの歴史があるのです。