歴史2
やがてローマにも北方民族の侵略が始まってしまいます。しかしこの北方民族の侵略が原因で、ローマ市民は町の素晴らしい建造物の大理石を奪うために建物を破壊してしまいます。当時の皇帝ムルス・スグストゥルスが退位に追い込まれると西ローマ帝国はついに滅亡してしまいます。その後ゲルマン帝国とビザンチン帝国がローマの権利をめぐり長い対立関係に陥りますが、それも8世紀後半には落ち着きました。
そして9世紀から12世紀の間、教皇の権力は次第に衰えていってしまいます。しかしその間もいくつかの素晴らしい教会が建設されました。14世紀には一時期ローマの人口減少などに伴い、教皇の力がさらに弱まったように思えましたがそれもつかの間のことでした。15世紀になると再びその力を盛り返し、繁栄したのです。教皇の権力の繁栄は素晴らしく、各地からも富が集まるようになりました。
しかしその教皇の権力の繁栄ぶりも永遠に続くわけではなく、その後フランス革命などいくつかの出来事を通して次第にその力も失われていきました。
このようにローマにもまだまだ知られていない歴史がたくさんあります。結婚式の思い出に各地を訪れて、その歴史を味わってみてください。
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