結納

両家顔合わせの食事会の流れや進行

woman

両家顔合わせの食事会の流れは?進行は誰がするの?

顔合わせの食事会は、両家が初めて出会う大切な機会です。2時間半〜3時間程度と意外と長いので、何も準備せずに行うとグダグダになってしまいます。ただの食事会ではなくセレモニーとして考え、プログラムを準備しておきましょう。

流れ

顔合わせの進行は、彼または彼の父親が行います。最近の顔合わせは彼・彼女主催のため、彼が進行することが多くなっています。

父親に進行役をお願いする場合は、父親と事前に打ち合わせしましょう。その際、当日の流れと何をしてもらいたいか、メモにして渡しておくといいですね。

食事会直前

予約時間の5分前に、会場のフロントやお店の外などで待ち合わせしましょう。お互いがそれぞれの家族とともに向かいましょう。

個室へはスタッフが案内します。早く来たからと言って、先に個室に入らないように気をつけて。

流れ1 両家一緒に室内へ入り、着席

席順としては、出入り口から遠い方が彼側、近い方が彼女側。奥の上座から父・母・本人という順が一般的。話しやすいよう、本人が父母の間に入ってもOKです。

席順1

ホテルなど「顔合わせ食事会プラン」がある会場なら、慣れたスタッフが案内してくれるので安心ですね。

流れ2 始めのあいさつ・家族紹介

全員着席したら、彼または彼の父親が始めのあいさつをします。

あいさつ例(彼の場合):

本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。この食事会は、○○さんと私○○の婚約のご報告と、両家の親睦を深めたいと思い、設けさせていただきました。
どうぞ最後までよろしくお願いいたします。

あいさつ例(彼の父の場合):

本日は遠方よりお越しいただき、誠にありがとうございます。この度は、○○さん(彼女)と○○(彼)の婚約が整いましたので、このような場を設けさせていただきました。
これを機に両家の親睦が深まれば幸いです。どうぞ最後までよろしくお願いいたします。

その後、彼側・彼女側の順に家族をひとりずつ紹介します。最後に自分たちの紹介も忘れないで。家族それぞれが自己紹介をする形でもOK。
家族紹介のパンフレットを作って渡す、というアイデアも。家族の名前とプロフィールを書いておけば、食事のときにも話題が広がりやすいですね。

流れ3 婚約記念品のセレモニー

先輩カップルがオススメするプログラムが、婚約記念品の交換・お披露目。

身につけている婚約指輪を見せるだけでなく、彼がリングケースから出した婚約指輪を彼女にはめてあげる演出や、彼への婚約記念品を贈る演出があるとぐっと盛り上がります。すでに贈っている場合でも、改めてこの場で贈りましょう。

記者会見のように、婚約指輪をよく見えるようお披露目すると、両親に喜んでもらえますよ。

婚約指輪披露

お披露目の際には、
「この度は婚約記念品として、○○さんから○○をいただきました。これから始まる結婚生活とともに、長く大切にしたいと思います」
といった一言を添えると、セレモニーらしさがアップしますね。

そのほか、婚姻届の証人欄に署名をしてもらったり、両家で記念撮影をしたりというカップルもいます。食事が始まるとタイミングを計るのが難しくなるので、記念撮影はこのときがいいかも。

流れ4 食事・歓談

いよいよ乾杯・食事になります。

乾杯のあいさつは、彼または彼の父親がします。乾杯のあいさつは、「本日はゆっくり食事を楽しんでください。乾杯!」と、簡潔でOK。

ここでオススメなのが、家族写真のアルバムを用意しておくことです。二人が幼い頃の写真を見せ合えば、「子供の頃はこういう子で…」と両親も話がしやすしですし、聞く側にとっても結婚相手を知れるので興味がある話題です。

自分たちが一生懸命話をするというよりも、両親が話しやすいように話題を提供して聞き役になることを心がけて。

歓談が盛り上がってきたら、結婚式についても話をしておきましょう。

「結婚式は、○○ホテルで人数はこれくらい、こういうスタイルが希望なんだけど、どうかな?」と、両親にアドバイスをお願いするかたちで切り出すといいでしょう。ホテルや結婚式場のパンフレットがあると、イメージが伝わりやすく、話も広がりやすいですね。

歓談の際に避けるべき話題は、
×政治・宗教の話
×将来の介護や同居話
×自慢話
人によって意見が異なり、対立しやすい話題には触れないようにしましょう。

流れ5 結びのあいさつ

最後のあいさつは彼の父親が行うのが一般的です。彼が進行役を務める場合でも、締めは彼の父にお願いしましょう。

その後、二人からお礼のことばを述べます。

結びのあいさつ例(彼の父親の場合):

宴もたけなわではございますが、そろそろお開きの時間となりました。本日は皆様のおかげで、滞りなく顔合わせを行うことができましたことを、御礼申し上げます。
今後とも末長くお付き合いいただきますよう、よろしくお願いいたします。

二人のあいさつ例:

本日は両家皆様のおかげで、素晴らしい時間を過ごすことができました。改めてお礼申し上げます。
未熟な私たちではありますが、温かく見守っていただければ幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

成功のポイントはお店への事前相談!

スマートに顔合わせを進めるうえで重要なのが、お店のスタッフとの連携です。まず、お店の予約時には、「顔合わせの食事会」であると必ず伝えておきましょう。

その際、
・乾杯のお酒や料理を出してもらうタイミング
・記念撮影をお願いしたい
・費用を払うタイミング
などについて、あらかじめ相談しておくと良いでしょう。

ホテルや料亭なら、顔合わせにふさわしい個室や料理があるうえ、スタッフも慣れているので安心です。

浦安ブライトンホテル東京ベイ螢雪月椅子
参照:浦安ブライトンホテル東京ベイ 螢雪月椅子

結納よりカジュアルな印象の顔合わせ食事会ですが、事前準備をしっかりしておくことでメリハリのあるセレモニーに格上げできます。両家の両親にもきっと喜んでもらえますよ。