結納

キレイ学のススメ ~ビューティー7~

ビューティー7|西村有紀子 キレイ学のススメ

会社が放り出したい人1億円積んでもほしい人

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは東大法学部からハーバード大学でMBAを取得し、読売新聞社、三菱商事、ボストンコンサルティンググループ社長を経て、(株)ビジネスインキュベータ代表取締役となった、エリートの象徴のような経歴の堀紘一氏の『会社が放り出したい人1億円積んでもほしい人』です。
きれいな生き方をしている女性は会社にとっても価値ある存在でありたいものです。著者のコンサルタントとしての実績から導き出した日本の組織社会の解体解説も興味深い内容になっています。
他人と過去は変えられないと言いますが、過去をしっかり検証することで、これからの会社が一億円積んででもほしい人かよく分かり、その結果、会社が放り出したい人かどうかが見えてくるのです。両者の決定的な違いを知ることによって、これからをどう生きていけばよいのかを考える上での1つの基準となるはずです。サラリーマンではなくビジネスパーソンとして、自分自身のベクトルの方向性を考えるのに役立てたい1冊です。


アンダーラインポイント

これから伸びようとする会社がほんとうにほしい人材とはどんな人材だろうか。
ひと言で申し上げると、前章で述べた「アントレプルニアルな人材」に尽きる。
そこで、具体的に、アントレプルニアルな人材の条件を考えてみよう。とりあえず、次の三つは欠かすことのできないものである。
① 仮説が構築できる人
② 実行力がある人
③ みんなと力を合わせて仕事ができる人
しかも、これには明確な優先順位があって、①→②→③の順番でなければならない。

一方、会社に害をなす人間、できれば排除したい人間というのは、どういうタイプか。
じつは、仕事ができる、できないは意外と関係ない。
① マイナス思考の人
② デマを飛ばす人
③ ヤル気のない人
社員の力を集結することで、個人には望めないパワーを発揮するのが会社の存在価値ある以上、社内のムードを壊す①~③のタイプは最悪。仕事ができようができまいが、こういう人たちが社運を傾けかねない迷惑社員であることは間違いない。

いちばん失敗している会社は、いちばんチャレンジした会社でもある。新しいことにたくさんチャレンジすれば、失敗する可能性も高いに決まっている。しかし、積極的にチャレンジした回数が多いぶんだけ、成功するチャンスも増えるのだ。だから、何一つチャレンジしない会社が伸びるわけがない。
そのチャレンジに水をさす社員がもっともいらない社員なのである。

いずれにせよ、ビジネスはどこかで必ず勝負をかける宿命を持ったゲームである。そのときにマイナス思考をする社員は、会社の役には立たないのである。

たとえば、入社してから「上司や先輩が何も教えてくれない」とか「わが社の人事制度はなっていない」と不平不満ばかりいう人がいる。これは学習意欲や学習能力の大切さに少しも気がついていない証拠で、まずは会社が放り出したい人の筆頭候補である。
高校や大学ではあるまいし、上司や先輩が何も教えてくれないのは社会では当たり前なのだから、何事も、知っている人に頭を下げて「教えてください」と、こちらから聞きに行かなくてはならないのである。

いまや、一日に発行される新刊書籍は二百点に及ぶという。つまり、書店には毎日二百種類もの新しい本が並ぶのである。ちなみに、平均的な規模の書店でも、一万冊の本が置いてあるという。そのあまたある本のなかから、自分が読みたい本を選択するというのはたいへん労力を使う作業である。
だから少なくともあなたは、テレビばかりを観ている人よりも、よほどやる気のある人なのだ。決して会社が放り出したい人ではない。一億円の価値があるかどうかは、まだこの段階ではわからないけれども、会社がほしい人の部類に入っていることは間違いない。

一億円プレイヤーになるための基本条件
<大前提>何か一芸に秀でている
<基本条件①>強烈な目的意識を持っている
<基本条件②>常に原因自分論で生きている
<基本条件③>絶対に諦めない
<基本条件④>表現力が身についている
<基本条件⑤>信用がある
<基本条件⑥>真の仲間がいる

目次
序章  人生の計算が狂ったエリートたち
第一章 いままで出世した人・しなかった人
第二章 会社がほしいひと・いらないひと
第三章 これから出世する人・しないひと
第四章 一億円プレーヤーになるための訓練
第五章 リーダーシップを鍛える方法
あとがき

一億円に値する人材がうちにもいます。

商人道「江戸しぐさ」の知恵袋

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは合理的で科学的、美的でしかもひとにやさしいイキな商人道「江戸しぐさ」をテーマにして取材、研究、執筆をしている越川禮子氏の『商人道「江戸しぐさ」の知恵袋』です。出会った時に常に対等な立場で、人間として誇り高く生きていく互助、共生の精神から生まれています。
現代社会でも十分通用する考え方で、むしろもう一度見直すべき、日本の美意識の原点がここにあると言っても過言ではありません。自分さえ良ければそれで良いと思いがちな、東京での暮らし向きは、今こそ、「江戸しぐさ」の中にお互いに教えあい、助け合って、楽しく、明るく、いたわり合って暮らしていこうというセンスを欠いていることに起因しているのではないでしょうか。狭い道ですれ違う時、肩を引き合って胸と胸を合わせる形で通り過ぎる肩引き。雨のしずくがかからないように、傘をかしげ合って気配りして往来する傘かしげなど、相手尊重主義ともいえる江戸商人の基本とされた「江戸しぐさ」の中に日本人の美徳を再確認できます。その中に自分の目指す、人としての美の判断軸が見つけられるかもしれません。


アンダーラインポイント

地位の高い人たちにはそれにふさわしい精神、経営者には経営者としての分別がなくてはならないという矜持があった。「江戸しぐさ」は上に立つ者の哲学と行動だが、同時に万民に役立つグローバル・スタンダードとして通用する江戸の感性でもあった。

江戸訛りは人情本や滑稽本で庶民の暮らしを生き生きと表現しているが、江戸の町方の上に立つ町衆は、そうした言葉はつかわなかった。
「江戸しぐさ」でいう江戸っ子とは商人で、代々の信用がまず大事だから、謙虚に「さようでございます、そうでございます」と、とてもていねいな言い方をしたし、伝えてきた。それが町衆の日常語だった。
戦争中に日本橋から立川近辺に疎開した、江戸っ子の名残の古老達も、日本橋の人たちからべらんめえ調や荒い言葉は聞いたことがないといっていた。

「江戸しぐさ」を表す代表的な言葉のひとつ。忙しいという字は、偏とつくりに分解すると、りっしんべんに亡くす。心を亡くすと書く。江戸では心をとても大事にしていたから、心を失った人は木偶の坊として、人間扱いにしなかった。
だから「忙しそうですね」といわれると、顔を青くして怒った。江戸っ子に「忙しい」は禁句だった。そんなときは「ご多用のところ・・・」と問いかけ、答える方は「雑用に追われています。」「今かきいれどきでございまして」と言って、忙しいという言葉は避けた。

江戸のうわさ話とは、あくまでも本人の発言の内容をニュースとして伝えることで、発言以外の内容をつけ加えることはしなかった。売らんかなのあまり、つい聞いたような話をつけたがるのは人情だが、言葉がすぎると品を失うだけでなく、引き合いに出された人を傷つけることもある。江戸っ子はみんなそれを自覚していた。

山のこだまと同じで、自分の心がまえ、言葉づかいしだいで、相手もそのように応ずるから注意が肝心だということを教示している。
たとえこちらが目上でも、相手から「おはようございます」といわれたら「おはようございます」と、同等の言葉でかえさなくてはならないのが決まりだった。

頭越しのしぐさ。紹介者を飛び越して直接つき合わないこと。必ず紹介者に了解をもとめてから付き合い、事柄がうまく運んだ場合には、紹介者にあとから感謝を伝えることを忘れなかった。

江戸っ子はあやまちに厳しかったが、心から謝れば気持ちよく許した。ふところの大きさも備えていた。たとえば安易に講などの寄り合いを欠席すると、だらしないと批判され、恥っさらしといわれて、除名の対象となった。というより鬼籍(過去帳)に入れられてしまった。もっとも、次回出席し、心から反省して「あいすみませんでした。」とおデコをたたいて詫びれば復活できた。こんなおおらかさも江戸っ子ゆえである。

たばこといえば「江戸しぐさ」には「喫煙しぐさ」があって、たばこは同席した相手が吸わなかったら自分も吸わないのがルールだった。とっくの昔から、喫煙のしぐさには不文律があった。禁煙などあえて貼り紙するのは野暮。料理屋などで相客に気づかずに喫煙していると、店の方で「根付(たばこ入れの紐などにつける飾り)をいただいてよろしいでしょうか」と預かりにきた。


目次
まえがき
序章「江戸しぐさ」は「商人しぐさ」
第一章 言葉遣いと対応の「江戸しぐさ」
第二章 おつき合いと相手尊重の「江戸しぐさ」
第三章 往来と目つきの「江戸しぐさ」
第四章 「江戸しぐさ」は商人道の教え
第五章 「江戸しぐさ」を育てた講と寺子屋
第六章 世界一の100万都市だった江戸
第七章 抹殺された「江戸しぐさ」
第八章 「江戸しぐさ」と「今しぐさ」
第九章 江戸商人「べからず講」
第十章 あとひきしぐさ/私と「江戸しぐさ」

「打たれ強さ」の秘密

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメはプロゴルファー、プロ野球選手をはじめ多くの才能を引き出し、強い心をつくるメンタルトレーニングの推進者岡本正善氏の『「打たれ強さ」の秘密』です。「なぜ○○できないのか」と自分を責めたり落ち込んでいる状態から、「どうすれば○○できるか」という状態へと、心のスイッチを切り替える技術を教えてくれます。どんな場面にぶつかっても動じない心と屈しない自分のつくり方がここにあります。美しく生きることはしなやかに生きることでもあります。ある時、頑張りすぎてポッキリ折れてしまうことの無い様に、窮地に立った時の心の処し方を学ぶ必要があるのです。自分のやりたいことと、周囲の幸せとが何らかの接点を持つことが出来たときに、潜在能力はもっとも発揮されると著者は言います。周囲の状況をプラスの刺激として吸収し、プレッシャーをエネルギーにし、自分のリズムに生かしていく、この打たれ強さの秘密を紐解いていく本書は向上心のある人には、人生の味方となる1冊になるはずです。

アンダーラインポイント

ある人はここぞというときに実力を発揮して、周囲に認められて伸びていく。別の人は、いつもチャンスを逃し、どんどん自信をなくして萎縮する。その分岐点はどこにあるのか・・・ズバリ言います。「プレッシャーに勝つ」人というのは、プレッシャーをどう利用しようかと考える。「プレッシャーに潰される」人は、プレッシャーからどう逃げようか考えるのです。

確固たるものを持っているか持っていないか、というのは、この潜在能力が「自分のリズム」で動いているか動いていないのか、ということなのです。他人のための目標ではなく、自分の目標を達成するために、持っている力をどう発揮していくか、というところに確固たるものがあるのですから。
とにかく大切なことは、「人からどうおもわれるか」ではなく「自分がどうしたいのか」なのです。

人間の潜在能力は、目標を明確に認識したときに動き出します。人前に立つとき、あるいは100メートルを全力疾走するぞというとき、「何かをしなきゃいけない」と自分で確認できたときに、潜在能力の扉は開かれて、「自分の力を発揮するぞ」という潜在意識からの指令が出るのです。

メンタル・トレーニングでは、周囲からどう思われるか、周囲と比べてどうか、ということは問題にしません。大切なのはあくまで自分。だから自分の中に「失敗」は存在せず、あるのは「成功までのプロセス」のみです。生まれたときから何でもできる人などいないのだから、何であれ「できない」状態を通ってできるようになるのです。

ミスや失敗を重ねておくほど、自分なりの対処法もたくさんできてくる。生き方も同じこと。「こうやったらうまくいかなかった」という体験をたくさん持っている人ほど、成功への知恵が豊富に蓄えられていることになるのです。「失敗」を隠したり忘れようとすると、貴重な知恵を眠らせておくことになる。自分の持っているせっかくの体験なのだから、次のチャレンジのために生かせばよいのです。

充実感のもとを探っていくと、自分自身のリズムで生きていたことがわかるはずです。
自分らしさ、それが性格なのです。自分のリズムがつかめたら、それを最大限に生かせる環境を自分のまわりにつくることを将来の目標のひとつにすればいい。
それぞれの人が自分らしいリズムで生きながら、周囲の人と美しいハーモニーを奏でること、これこそがメンタルトレーニングの究極の目的といってもよいのかもしれません。

いい点を見ないで悪い点ばかり過剰に意識してしまうから、リズムを崩してしまうのです。必死で努力している割に鳴かず飛ばずで、大した結果が出ない。
こんなドツボにはまったときは、まず「今日よくやった点」を数え上げる。自分に厳しい人はこれがなかなか思いつかないので、昨日でも1週間前でもいいから、よかった点を5個でも10個でもなるべくたくさんあげます。「よくやったぞ」と自分をほめることで、よいリズムを胸に刻む。それから、「改善したい点」をあげるのです。ただし具体的な改善策が浮かぶ場合のみ。項目は1つで十分です。

物事には、絶対とか必ずということはありません。「次はこうやってみよう」「今度はぜひこうしたい」その目標をしっかりイメージして心に刻めば十分なのです。うまくできなかったら許さないぞと自分を脅迫するような態度に出ていたら、潜在意識はあまのじゃくになってしまい、目標とは逆の方向に動き出します。

目次

はじめに
序 「弱い自分」であなたはこんなに損をしている!
1 打たれ強い人と弱い人はここが違う
2 しばられていた心を今、解き放とう
3 タフで動じない心になる「メンタル・トレーニング」
4 真の強さをいかに持ち続けるか
あとがき

失敗をひきずってはいけないが、忘れないようにしよう。

マザー・テレサ愛と祈りのことば

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは私の最も尊敬する女性である、マザー・テレサの『マザー・テレサ愛と祈りのことば』です。ノーベル平和賞を初めとし、数々の賞を受けたマザー・テレサが語った挿話やことばを集めた語録集です。身寄りの無い子供たちを育てる家、死を待つ人の家、ハンセン病者、エイズ患者、未婚の母達のホームなどを数多く作ったマザー・テレサ。その生涯を貧しい人々を救うことのみに捧げ、愛に触れ、生き方は、宗教を越えて心のバイブルとしたい1冊です。人に与えることで、与えられる喜びを気づく。本当の豊かさとは、本当の愛とは、私たちは世の中のために一体何ができるのか。深く考える機会を与えてくれます。


アンダーラインポイント

聖なる人になるということは、少数者の特権ではありません。それはあなたと私、つまり皆にとって義務なのです。

祈りは信仰を生み、信仰は愛を生み、愛は貧しい人々のためのへの奉仕を生みます。

アッシジの聖フランシスコは、私の大好きな次の祈りをつくりました。神の愛の宣教者たちはこの祈りを毎日唱えます。
主よ、私をあなたの平和の道具にしてください。
憎しみのあるところに愛をもたらす人に、
争いあるところに愛をもたらす人に、
疑いあるところに信仰を、
絶望あるところに希望を、
闇あるところに光を、
悲しみあるところに喜びをもたらす人にしてください。
主よ、慰められるよりも慰めることを、
理解されることよりも理解することを、
愛されるよりも愛することを、
求めることができますように。
私たちは、人に与えることによって多くを受け、
許す時に許されるのですから。

「キリスト信者ってどういう人たち?」
だれかがヒンズー教徒に尋ねました。「キリスト教の人たちは、もらうことより与えることを考える人たちだよ」というのが答えだったそうです。

与えることを学ばねばなりません。
でも、与ええることを義務と考えるのではなく、与えたいという願いとすることが大切です。
一緒にはたらいている人たちにいつも言っていること。「余った物、残り物は要りません。
私達が仕えている貧しい人たちは、あなた方からの憐れみも、見下すような態度も必要としていないのです。彼らが必要としているのは、あなた方の愛と親切なのです。

神が私に望んでいらっしゃるのは、事業を成功させることではなく、忠実に生きることなのです。
神と相対して生きている時、大切なのは結果ではなく、忠実さなのです。

今や、皆が忙しそうにしています。他の人に与える時間がないみたいです。親は子に、
子は親に。そして夫婦同士。
世界の平和は、まず家庭の平和から始まります。

傲慢さは、すべてをこわしてしまいます。イエスのように生きる秘訣は、心の柔和で謙遜な人になることです。

親切にしすぎて間違いを犯すことの方が、親切と無関係に奇跡を行うことより、好きです。


目次
訳者 まえがき
マザー・テレサについて
聖なる人となること(聖性)
祈り
寛大さ
貧しい人々の中にいるキリスト

家庭と家族
徳について
マリア
生と死
ほほえみ
お金
苦しみ
淋しさ
神とキリスト教
使命

心の中で何かが始まる1冊です。

らくらく瞑想で夢はかなう

こんにちは西村有紀子です。今日おススメは臨済宗空庵禅通寺に入山し小倉賢堂師に師事、唱元の法名を授かった、無能唱元氏の『らくらく瞑想で夢はかなう』です。
夢を実現して自分の思いどおりに人生を作りあげていけるかどうかは、この潜在意識、仏教でいうところの阿頼耶職をどう使うかにかかっている、という理論に基づき、心のキャンバスに自分が好きな絵を描くための瞑想法をたくさん紹介しています。どれも非常に簡単に「らくらく」できる瞑想法で、私達がすばらしい人生を送るための一助となるはずです。私は著者の「人生は夢追いゲームであると思います。生気エネルギーを使って、この人生のゲームに挑戦し、楽しいみながら今日一日を生きていくということが、最高の意味の肯定的な生き方だと思うのです。」という考えに大賛成です。夢や目標に向かって、どう努力していくか、それをいかに楽しめるか、が人生が楽しいかどうかということに他ならない。そしてその目標を達成することでどんな意義があるのか、が達成感の大きさに関わってくるのだと思います。紹介されている多くの瞑想法の中から、ここにはひとつしか取り上げませんでしたが、本書の中に自分にあった方法がきっと見つかるはずです。夢に実現に一歩でも近づきたい女性達におススメの1冊です。


アンダーラインポイント

放っておいても情熱があれば夢はかないます。しかし、夢をより明確な、より細かい絵にして、その目標を常に目指している自分の姿を確認することができれば、夢のほうが近寄ってきてくれるのです。

自分がすべての主人であるということを、禅では「随所に主となれ」といっています。どこにいても自分が主人になれ、そうすれば、何の不都合もなく、何の不幸感も体験しないのだということです。
人間は、自分自身をつかむためには、他者に頼り、他者に責任を転嫁することからまず離れなくてはいけないのです。そして、夢をつむぎ出す作業はそこから始まります。他人を頼ってはいけません。

「瞑想」-この文字の上の「冥」と下の「想」は反対の意味です。
上の冥は、暗く静かになっていくこと、つまり無へ近づくことです。下の想とは、
思い描くこと、想像すなわち像を創り出すこと、有を生み出すことです。
なぜこんな反対語を組み合わせたのでしょうか。
それは、瞑想という行はこの順序で行われるからです。

失敗は、失敗や負けることへの想像が恐怖心を呼んで、筋肉を萎縮させることから起きます。

あるプロゴルファーから、こんな話を聞きました。
いつも新聞に名前の出る人とそうでない人の違いは、自分の描いたイメージに浸れるかどうかにあるというのです。
プロと名のついている以上、力量にそんなに差はない。練習では、有名なゴルファーよりもすぐれた技能を発揮する人は何人もいる。ところが、試合になると歴然とした差がついてしまいます。
彼は、その原因はイメージに浸る度合いにあるというのですが、私は浸れるイメージを持っているか、もっといえば、浸れるだけの態勢にあるかどうかだと思うのです。

実際のところ、現在、今このときが、私達にとっていちばん大切なのです。
なぜかというと、幸福を感じるのは現在しかないからです。

私たちは、今をすべて自分の意識でもって体験しています。この意識をバラ色に、幸福にするには、未来のよき予想のみ、過去のよき体験のみを使うのです。
そうして、周りにバラ色を集めてきて、バラ色に満たされている今に感謝する。明日も明後日もそうする。これが仏教でいう「現在の感謝」であり、「感謝行」です。

念ずるの念の字を見てください。今の心と書きます。今の心とは感謝の心です。

望んだ姿になりきるのが成功の秘訣
一言でいえば、「であるがごとく行動する」ことにつきます。そのものになったつもりでふるまうのです。

楽しいことを願い、熱い期待の感情を込めてその願い事を心に描けば幸福が実現され、苦しいことを恐れ、千々に乱れた感情を持ってその恐れることを心に描けば不幸が実現される。
未来の結果に対しての原因は、ひとえに「初めにどんな感情を持って、何を考えたか」によります。

このピンナップ法は、自分の願望をできるだけ短いことばで、しかも願望がすでに実現されたものとして紙に書き、それを自分の部屋の壁に貼っておいて、日夜それをながめてはそのことばを読み返す方法です。


目次

第一章 あなたの夢を必ずかなえる秘法がある
第二章 瞑想でなぜ人生が変わるのか
第三章 夢をかなえる「らくらく瞑想」の方法
第四章 成功のその先に、人生の意味をみつける

ピンナップ、私はトイレに貼ってみました。

論語の知恵でキリッと生きる

こんにちは西村有紀子です。学生時代、毎年座右の銘を論語の中から一句を選び、それを実践する、ということをやっていたほど、若い頃私は論語好きでした。
今日のおススメは埼玉工業大学教授で二十数年にわたり中国文化を講じてきた岡本光生氏の『論語の知恵でキリッと生きる』です。なんとなく難しいイメージのある論語ですが、時代背景や、登場人物、他の宗教との比較など、ただ単に論語の現代語訳ではない、知識としての論語を楽しむことができる1冊です。この本を入門書として、ぜひ、書き下し文と現代語訳だけの原文に近い形の本へと進み、論語の持つ独特のリズムの世界を楽しんでみることをおススメします。紀元前に成立した書物が、いまだに読み継がれているのは、読み手それぞれのフィルターを通すことで、親子の、上司と部下の、企業戦略の、人付き合いの、指針ともなるべき役割を果たしてくれるからに他ならない書物だからなのです。


アンダーラインポイント

子貢が「徳を以て怨みに報ゆればいかん」、つまり「相手を思いやる気持ちを持って、自分に怨みをいだかせるような相手の理不尽な行為に対処するのはいかがでしょうか」とたずねたというのです。「寛容」の精神、おそらく孔子にほめられると思ったことでしょう。
しかし孔子の答えは意外でした。「直を以て怨に報い、徳を以て徳に報ゆ」というもので、直、公平無私をもって理不尽な相手に報いなさい、というのです。つまり、理不尽なことにたいして無原則な寛容主義はとらない、という立場です。

孔子の説く「仁」とは何か?
おのれの欲せざるところは人に施すなかれ(顔淵二)
なお、「おのれの欲せざるところは人に施すなかれ」という言葉は、聖書の「おのれのせられんと欲するがごとく人になせ」としばしば対比され、西の積極主義に対し東の小曲主義と評価されたりもします。

学びて時にこれを習う、また説ばしからずや。
何を学ぶのかといえば礼です。弟子たちは礼を学ぶ。時を決めて習い、実習するのです。実習する「時」は「ときどき」ではありませんし、「適当なときに」でもありません。
その礼を実習するのにふさわしい「時」にです。

「おのれにしかざる者は友とするなかれ」は利己主義ではなく、むしろつねに今の自己のありようを否定し、向上を求めていく、はつらつとした精神の運動の表現なのです。
孔子のはげしくきびしい言葉は、意欲を持つ人へのはげましの言葉、勇気付けの言葉なのです。

孔子自信が自分のことをどのように自覚していたのか、考えてみましょう。
学びて厭わず、人を教えて倦まず。(述而二)
これも孔子の自画像です。あきもせずに学び、あきもせずに教える、そういう人間だっというのです。
子曰く、聖と仁とのごときは、すなわちわれにあえてせんや。そもそもこれをなして厭わず、人を教えて倦まずとは、すなはち謂うべきのみ(述而三三)
この文は、「聖人や仁人とは言えないかもしれない。しかしあきもせずに学び、あきもせずに教える、つねに向上しようとする意欲を持っている人間ということはできる。」という意味です。


目次

この本のあらすじ-「論語」とは
まえがき
第一章 「論語」の魅力とは何か?
第二章 「論語」に見る人の一生
第三章 「論語」の中心思想「孝」とは何か?
第四章 古くて新しい「論語」の教育論
第五章 「論語」の君臣論から何を学ぶべきか
第六章 現代にも通用する「論語」の経済論
第七章 「論語」に見る孔子の運命観
第八章 「論語」であえて語られなかったこと
第九章 「論語」はどう読まれてきたのか
第十章 「論語」の名言
第十一章 「論語」の終わり方

朋遠方より来るあり、また楽しからずや。

自分プロデュース術

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは「学校へ行こう!」「ディスカバ!99」他多くの人気番組を手がけ、テレビ、ラジオの司会やパーソナリティで活躍中のおちまさと氏の『自分プロデュース術』です。何事もみんなと同じ方向からではなく、自分という世界で1つのフィルターを通して独自の視点からものを見て、“流されない”考えを持つことで、突飛なことをしなくても個性的な人になれるという著者からの易しいようで難しい提案。周りの共感を得られる個性的な意見の持ち主になるには?迎合とは違う自分なりの軸を持つためのプロデュース術。特別なことをしなくても良い、揺ぎ無いコンセプトを作る。それはプライベートでも仕事においても重要なことです。他でもない自分の最高のプロデューサーは自分自身、今すぐ自分自身を輝かせるために、コンセプト作りからはじめてみましょう。


アンダーラインポイント

余裕がない人がやりがちなのが、自分の意見を通そうとするあまり、他の人の意見を
ことごとく否定してしまうことです。すると「見方が狭いなぁ。このままだと失敗するぞ」と思われ、かえって意見が通らなくなってしまいます。
反対に、自分とは異なる意見でも、「なるほど!そんな考えもありますね」と受け入れるだけの「懐の深さ=余裕」を見せると印象が良くなり、意見も通りやすくなるのです。

それぞれのジャンルでトップを走り続けている人はみな、とてつもない高性能は「俯瞰のカメラ」で、つねに自分自身を厳しくかつ冷静に見つめています。これこそが、史上最強セルフ・プロデュース術の基本中の基本であり、極意だといえるのではないでしょうか。

今自分に来ている仕事のオファーは、過去にやった自分の仕事を評価したものです。
つまりは過去の自分へのごほうびにすぎないのです。今の自分に対しての評価ではないことを忘れてはいけません。

しかし、「波乗り力」はリスペクトできる良い手本を見つけ、その手本どおりに波乗りをするというもの。と同時に、「この人のようになりたい」と思える人が乗っている波がどれほど大きかったかを知ることでもあります。

「制限時間」を設定するのも、仕事の能率をアップさせる1つの方法です。というのも、制限時間は、自分の想像を超えた力を引き出してくれる“起爆剤”になるからです。

つねに、「これが僕の最後の仕事かもしれない」という危機感を持ちながら仕事をしています。

しっかりとした夢を持っていれば、嫌な仕事も将来の夢を叶えることにつながる仕事になる、僕はそう信じています。

では、たとえ時間はかかっても自分のやりたいことを実現するにはどうすればいいのか。そのためにはまず、「こんな仕事をやってみたい」と言い続けることだと思います。

そもそも現実はドラマと違います。夢のようなビッグ・チャンスなんて、やってこないのが当然です。ですから僕は、「目線を低く」して、多くの小さなチャンスをつかむことが大切だと思っています。

「キャラクター」とは番組の企画会議などで使われていた業界用語です。
これをタレントさんがテレビで使うようになってから、一気に一般の人たちに浸透。今では当たり前のように使われる言葉になりました。
ところが、この「キャラ」を勘違いしている人が多いと僕は思うんです。というのも、「キャラ」は自分でつくるものではなく、他人によって作られるものなのに、意識的に「キャラ」を作ろうとすることで、不自然な「キャラ」になってしまっている人をよく見かけるからです。

人脈を広げるのなら、「地位の低い人=気楽に話せる人」ではなく、「地位の高い人=話していて緊張する人」と出会いたいものです。
というのも、いくら多くの人と知り合いたいと思って頑張ったところで、一人の人間が知り合える人数には限界があります。
ところが、地位の高い人と出会えれば、その下にはたくさんの部下がいます。そこから出会える人数は、何倍にも広がっていくからです。


目次

まえがき-自分のプロデューサーは自分自身
第一章 自分の魅力を磨くプロデュース術
第二章 できる人の仕事プロデュース術
第三章 人の注目を集めるプロディース術
第四章 あとがき

「天然」と言われるのですが・・・。

大人の国語ドリル

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは代々木ゼミナールを経て東進ハイスクール、東進衛星予備校の国語カリスマ講師として活躍中で、受験国語のスペシャリスト板野博行氏の『大人の国語ドリル』です。ふだん何気なく使っている日本語ですが、いざ、意味や語源を問われたり、正しい使い方をしているかを調べると意外な発見があったりします。
わかっているようでわかっていなかった日本語がスッキリと理解できる、爽快感のあるドリルです。意外に慣用句の漢字のあて、と読みが難しい気がしました。難読漢字は大学入試センター試験問題とはいえ、新聞で十分出てきているレベルですので、きれい学を志している女性であれば、問題なく解けるはずです。文庫本サイズですので、通勤電車の中でぜひトライしていただきたい、おススメの1冊です。日本人であれば母国語は堪能で然るべき。受験時代を思い出し、ノスタルジックな気分にもなれます。


アンダーラインポイント
とにかくやってみてください。


目次

ドリル1  日本語トリビア試験20問
ドリル2  日本語のニュアンス力試験10問
ドリル3  究極の二択試験60問~読み書き編
ドリル4  究極の二択試験30問~四字熟語編
ドリル5  究極の二択試験30問~慣用句・ことわざ編
ドリル6  究極の三択試験30問~類義語編
ドリル7  空欄補充試験90問
ドリル8  小学校卒業試験30問
ドリル9  中学校卒業試験23問
ドリル10 高校卒業試験15問
ドリル11 大人の常識力試験138問
ドリル12 大人の敬語力試験30問

難しい方からやってみました。後ろの方より、ニュアンス、トリビアがむしろ
侮れない感じです。

明日いいことが起こる夜の習慣

こんにちは西村有紀子です。博報堂に入社してから8年間のCMプランナーの後独立。株式会社中谷彰宏事務所を設立。780冊を越える著書を持つ中谷彰宏氏の『明日いいことが起こる夜の習慣』です。中谷流仕事術、恋愛術、お金の使い方、リーダーシップ・・・
数々の側面で著者の「らしさ」からくる発想が非常に興味深いです。著者のフィルターを通しての夜の過ごし方は、成功に向かってのあと一歩の努力と、自分の心のあり方で、快適に楽しく日々をすごすコツがたくさん書かれています。読んで行くと中谷流、物事の判断基準、選択基準、努力、注力の方向性が分かります。私達が日常生活で選択を迫られた時に、著者の基準を借りて判断することが可能なほど、幅広い物事への考え方が記されています。膨大な量の出版、講演、テレビラジオ出演、俳優業、と数々の分野で活躍を続ける、中谷氏の成功哲学がじつによくまとまっています。成功の秘訣は実は身近な習慣、心のあり方の中にあります。人生は選択の連続です。選択の基準を作るのに、ぜひ参考にしていただきたい1冊です。


アンダーラインポイント

ほめられたことは、自分の中で反芻しても、悪いことではありません。
ほめられたことをもう一度思い出して意識することによって、その長所がますます伸びていくメリットがあります。
また、ほめられたことを思い出すことによって、ほめらえていない短所が直ってくるというメリットもあります。

なにげなしに人がほめてくれたことを財産として覚えておくと、その人は自身が持てて、ごきげんでいられます。

運がよくなるためには、運のいい人と接していくことです。
運のいい人との出会いがないと、運のいい人と悪い人との見きわめはつきません。
今日出会ったホンモノ、今日出会った運のいい人を思い出してみることです。

ほうっておくと、運が悪かったことばかり思い出してしまいます。
そうするとグチっぽい人になってしまいます。
運が良かったことは意識しないと思い出しません。
それは、大きいことではなく、小さいことでいいのです。

Aという探し物が見つからない時は、神様の「掃除をしろ」というサインだと感じて、掃除をするのです。
すると、Aが見つかり、ついでにBまで見つかるのです。

神社、お寺に行って、しなければならないのは、報告・感謝・誓いの3つです。
「こんないいことがありました」だけではなくて、「何事もなかった」ことも報告です。
報告すると、その流れで自然に感謝になるのです。
寝る前に、神様・仏様に報告・感謝・誓いをすることを習慣にすればいいのです。
そうすると、毎日、神社やお寺に行かなくても、穏やかな気持ちで過ごすことができるのです。

寝る前に、「あっこれをやっておこう」と思い出すことがあります。
それがメールや電話なら、「こんな時間だし、悪いから、明日にしよう」と思ってしまいます。明日になると、やらなかったり、時機をのがしたりしてしまいます。
人生も同じです。
思いついたことを今やっておけばいいのに、「今からじゃ遅いんじゃないか」と考えすぎて結局やらないのです。
「今からではもう遅い」ということを、あえて夜やるのです。
昼も同じです。
思いついても「今からでは遅いかな」とちゅうちょすると、結局やらない習慣ができてしまうのです。

晩につまみ食いをしないで寝るためには、朝食べるおいしいモノを思い浮かべて寝るのです。
こうすると、夜寝る前にヘンなモノを食べなくてすみます。
その上朝起きるのが楽しみになります。

ベッドまわりをきれいな空間に保っていくことは大切なことです。
ここが快適な空間に保てたら、部屋中を片づける余裕ができます。

寝る前に見る最後の映像は、大切です。
できるだけほっとする写真を一枚眺めるのです。寝る前の一枚の写真、一枚の絵は、自分の人生をつくっていくのです。
イヤなことを癒してくれ、ハッピーな気持ちにさせてくれるのです。


目次

まえがき
Chapter1 今日をリセットするために
Chapter2 いい明日を迎えるために
Chapter3 明日からの未来のために
Chapter4 ゆったりいい夢を見るために
あとがき

この原稿を書きながら、出そうと思って出していなかった中谷さんへのメールを深夜送りました。

人は話し方で9割変わる

こんにちは西村有紀子です。今日のおススメは言論科学研究所理事を経て株式会社離し方研究所所長に就任した福田健氏の『人は話し方で9割変わる』です。
人間関係はコミュニケーション力です。コミュニケーションは話すことよりも実は、聞くことの方が大事なのです。本書のタイトルは、話し方を追求しているようでありながら、中身は、いかに上手に話を聞くか、という部分に多くを費やしています。人は自分の話を真剣に聞いてくれる人に心を開き、好意を寄せるもの。話し方というよりも、会話の作法が説かれているこの本は、人間関係をより豊かで、実りあるものに変えたいと思う人におススメです。基本的なことが多く書かれていますが、普段気に留めないことがあえてまとまっているので、自分自身のコミュニケーションの方法を、真面目に見直してみる良い機会を与えてくれます。話し方、聞き方をきちんと正すことで、人間関係の衿を正すことにつながる、そんな1冊です。


アンダーラインポイント

会話の相手を「自分と同じ」と考える人は、自分の言ったことは相手も同じように受け取るものと、思い込む。違った受け取り方をする相手がいると、その相手を<どうかしている><ちゃんと受けとってくれないと困る><私はそんなつもりで言ったんじゃない>と非難する。
相手は自分と違うのだから、相手は相手なりの受け取り方をするのは当然である。自分が言ったとおり受け取れと要求する自分のほうが「どうかしている」のだ。

「お土産なんか買ってこなくていいからな」私はこう付け加えた。余計な気を使わせたくないと思ったからだ。ところが、彼が出掛けた後、横にいた女性に、次のように言われた。「あんなふうに言ったら、おみやげを買って来いという意味に受け取って、Iさん、きっと買ってきますよ。」
長い間の生活習慣について、単に「いらない」と言うだけでは、人によっては催促と受け取る者もいるのだと、これはわたしの勉強になった。

笑顔を浮かべる人は、にこりともしない人よりも魅力的だと思われる。その上、無表情の人よりずっと信用が高い。

あいさつする際、相手よりほんの一秒長く、アイ・コンタクトをする。

家庭での会話を活性化するちょっとしたコツ
①一日一回、相手の目を見る
②3分でも5分でもよい、一日一回会話をする時間をとる
③今日一日、どんなことあったか、話すこと

聞き手になって相手のことを中心に会話をすすめると、次のメリットがある。
・ 会話が盛り上がる
・ 相手について新しい発見がある
・ 相手から好感を持たれる
・相手とのやり取りの中で、自分のことも話すことができる。
● 人間関係が深まる

積極的な聞き方のコツ
① 相手と目を合わせて
② 生き生きした表情で
③ あいづちに変化をつけて
④ 相手の話を中心に
⑤ キーワードを確認して
⑥ 質問は最後に
⑦聞いていてわからなくなったら「ちょっといいですか」といったん話を遮って、「こういうことですね」と、分かった範囲を確認する。

ここにA・B二つの考えがある。あなたはAの考えであり、Bの考えには反対である。
さて、どんな言い方をするか。
「Bのように現状を踏まえた考えも大切だけど、私はこの際、新しい発想を打ち出したAの考えに賛成だな」このような言い方をした方が良い。


目次
はじめに
第一章 話し方次第で、人生は変わる
第二章 初対面で心をつかむ話し方
第三章 身近な人と“いい関係”を保つ話し方
第四章 「話す力」は「聞く技術」で磨かれる
第五章 「話し方で9割変わる」具体例

もう少し見つめてみよう。